年末から1月中旬までが暇になりそうなので、Switchでセールをしているゲームを買おうかと思っ…

どちらもやり込みました。
それぞれの感想を並べてみます。

アライアンスアライブ

サガシリーズの閃きシステムを採用している(開発のスタッフが同じ)ので、戦闘に関してはロマサガが好きなら比較的簡単に馴染めると思います。
難易度は低く、特定の技を閃いたり見切ったりしなければクリアできなかったロマサガと比べるとかなりマイルドで、ドラクエ・FFと同じくらいの難易度な印象です。
また、ドラクエ4のようなオムニバス形式から中盤以降で合流するタイプのゲームです。

キャラクターは二等身の3Dモデルでとても可愛らしいです。
敵もデフォルメされたような雰囲気で、この手のデザインが好きなら終始楽しめるかなと思います。

ストーリーは王道で可もなく不可もなく。
子供向けのストーリーではありますが、一般的なコマンドRPGの王道展開は大体そんなものだろうと思うので、RPGが好きなら楽しめるとは思います。
私はキャラが可愛いことも相まって十分楽しめました。

ひとつ懸念点があるとすれば、3DSからの移植作なのでグラフィックとBGMが少しだけショボく感じてしまうかもしれません。
個人的には二等身キャラの味にあっているのであまり気にはなりませんでした。

オクトパストラベラー

こちらは閃きシステムこそ無いもののチラチラとロマサガの雰囲気を感じさせるゲームです。
(発売されいているサウンドトラックの中に16bit版アレンジもあるのですが、そちらはロマサガの作曲者が担当しており、ロマサガを意識して作られているのは間違いないかと思います。)
全体的な雰囲気は、スーファミ全盛期の当時のコマンドRPGが好きだった世代の好みに直撃するような作風です。
現代の技術を持って当時のようなドッド絵をさらに美麗に表現したグラフィック、耳に残るメロディアスなBGMはコマンドRPG好きには堪りません。

戦闘システムは割愛しますが、しっかり相手の弱点に合った攻撃をしないと雑魚戦でも少し苦労します。
といっても攻略本を見ないと弱点がわからない昔と違って、弱点はしっかりゲーム内でわかりやすく表示される仕組みなので、わかりやすいです。
深く考えず通常攻撃さえしていればラスボスまでいけるドラクエ・FFなどよりかは多少難しいですが、豊富な知識がないとクリアできないロマサガよりはずっと簡単です。
個人的には単調な作業になりがちな雑魚戦でもしっかり歯応えがあるので良いと思いました。

ストーリーは八人のそれぞれの目的に沿って、それぞれ8つの独立したストーリーを追っていくような形で、比較的あっさりしたストーリーです。
紆余曲折あり八人が複雑に絡み合うような濃厚なストーリーではないので、FFのような濃厚さは期待しない方が良いです。
近年の濃厚なストーリーのゲームに慣れている人などで、ストーリーの薄さに投げてしまう人も少なくありません。
個人的にはこのくらいのあっさり感の方が気軽に楽しめますし、スーファミ独特のシュールな雰囲気も感じられるので結構好きでした。
また、ストーリーは裏ボスまでやって初めて完結といった作りになっているので、せっかくやるのであれば裏ボスまでやって欲しいという気持ちがあります。そこまでやるか否かでストーリーの評価が結構変わります。

3DSの移植作であるアライアンスアライブと比較し、switchを前提とした作品なので、BGMの豊富さや音の厚み、またグラフィックなど機種のパワーに依存するような要素は全体的にこちらの方が上かなと思います。

総評として、どちらも面白い作品であるのは確かですが、個人的に好きなオクトパストラベラーをお勧めします。
ストーリーこそあっさりしていますが、特に戦闘システムが非常に面白く、BGMも相まって非常に盛り上がりました。
特に、スーファミのコマンドRPGを楽しんでいた方には是非プレイして頂きたい作品であると感じています。

大変参考なりました。オクトパストラベラーにしようと思います。ありがとうございました。