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5000冊以上読んできた私が本気でおすすめする漫画5選

マンガ

私の好きな漫画をまとめてみました。多分また更新します。

ファイブスター物語

連載中 既刊12巻(2014年6現在)

4つの恒星で構成されている「ジョーカー太陽星団」が物語の舞台となっている。科学文明がその頂点を極め緩やかに衰退を始めている世界で、光の神・天照(アマテラス)とその妻である人工生命体ファティマ・ラキシス、そしてファティマと共に最強の戦闘兵器モーターヘッド を駆る戦闘人間ヘッドライナー(騎士)たちの、数千年に及ぶ光と影の歴史が描かれていく。

壮大すぎて物語の全容がいまだにつかめないのだが、とにかくセンスにあふれる作品。女性とロボの造形にとくにこだわりが感じられる。なんかよくわからんけど、すごい。

作者が巻末で述べているようにこの作品はSFではなく何でもありの世界です。騎士、ロボット、魔法使い、宇宙人、異世界人。主人公なんて神様ですし・・・。

しかし、何でもありであることを免罪符にして設定をごまかすようなことはしてません。世界設定もキャラ描写も全てが緻密で、それらが作品としての魅力を倍増させています。

とにかく話のスケールが大きく、何千年規模という縦軸だけでなく、神からドラゴン、ロボットまで出てくる横軸の広がり方も尋常ではありません。これらを有機的につなげて、感動的なストーリーにする技術がすごいなと思います。

とにかく続きが気になる作品です。ただ、連載スピードが非常に遅いため、未完のまま終わる可能性が高いと思います。

2001夜物語

全3巻

20世紀後半に始まった人類の宇宙開発は、有人宇宙飛行・宇宙ステーション打ち上げと続き、地球外生命の痕跡も発見される。月で有用な鉱物資源が発見された事で、自給自足の宇宙開発が可能となり、人類は太陽系を席巻していく。さらに恒星間航行の試みも行われた。
21世紀初頭に海王星軌道のはるか外側で発見された新惑星ルシファー(魔王星)は、太陽に拮抗しうる質量を備えた反物質星であった。それは強大なエネルギー源となり、人工ブラックホールを利用した超空間航法「ミュー駆動」による瞬時恒星間飛行が可能になった。

宇宙のロマンを描く作家は数あれど、宇宙の深遠、怖さ、リアリズムを描かせたら、星野氏の右に出る者はいまい。本作に限らず長期間人間が、無音と闇の宇宙空間を旅していると神経が参ってしまう「無刺激環境症」を言及しており、宇宙へは「資格」は当然のこと、あこがれだけで行けるものではないことを教えてくれる。

星野氏の広範囲に渡る深い知識と、人間存在への深い悲しみと愛情、そして圧倒的な画力!!
全く奇跡的な作品です。

深い。それがこの3巻である。表面をなぞれば、単なる「まあまあ出来のいいSFコミック」ということになろう。しかし、その背後には、作者の多分野にわたる深い知識と、何より人類の存在そのものの意味をダイナミックに、鋭く、叙情豊かに問うパワフルな哲学がある。何度読んでも感動しないではいられない究極の名作の1つ、心のバイブルである。

400年にわたる人類の宇宙開発の歴史を描いた、壮大かつ哀愁漂う作品です。

天使な小生意気

全20巻

9歳の少年・天使恵は、幼馴染の花華院美木と遊んでいる最中、子供たちからいじめられていた魔法使いの格好をした老人を助けたことから、お礼として魔本「天の恵」をもらう。そして、その本から現れた小悪魔から「ひとつだけどんな願いでも叶えてやる」と言われた恵は「男の中の男にしてくれ」と頼んでしまう。しかし、恵は「男の中の男」ではなく、「女の中の女」つまり超美少女にされてしまった。

完璧な作品。同じ西森作品である今日オレがギャグ漫画の最高峰だとすれば、こちらはラブコメとして最高峰。ギャグのキレの良さを保ちながら読者を感動させる作品です。キャラ構成も見事の一言だし、読んでいて震えさせる台詞まわしは本当に凄い。

高い次元のテーマ、それを無駄なセリフを入れずに作品全体として表現するストーリー・・・。ここまで高水準で両者が融合された作品はこれまでほとんど出くわしたことがありませんでした。

男ってなんだろ?女ってなんだろ?という疑問を真の強さ、美しさで表現出来てると思います。この作品は15歳くらいの人には是非読んで欲しいですね。きっと思春期の良い成長に繋がると思います。

天才の所業としか思えない超名作だと思うんですが、
ネット上では「面白いギャグ漫画」程度の評価しかされてなくて
納得いきません・・・

クロノクルセイド

全8巻

第一次世界大戦終結後の1920年代。それはまだ現代よりも夜の闇が濃かった時代。アメリカ合衆国は大戦による軍需景気に湧き、同国に生きる人間たちはその繁栄を謳歌しながら、自らの持つ「心の闇」に捕らわれていた。好景気と投資によるにわか成金。マフィア・カジノ・禁酒法……。その光と闇に狭間に乗じて、ヒトの心の弱さを突き、暗躍する者たちがいた。悪魔と呼ばれる人外たちである。

悪魔祓い専門のシスターロゼット・クリストファは、相棒であるクロノと共に激動と繁栄と闇に満ちた米国を駆け巡る。それは、かつて悪魔アイオーンによって連れ去られた弟ヨシュア・クリストファを取り戻す為。

自分は今まで沢山の漫画をよんでいたが、こんなに感動したのは初めてでした。正直号泣しました。自分の中で感動する漫画といえばこれですね。感動物が好きな人にはかなりお勧めできる漫画です。

過去の時代を舞台にしていた分「歴史に残らない確かにあった歴史」とでもいえばいい感じの尊さのある結末だった。最初から最後が見えているような話だったがそれでもいい方向に美しく予想を裏切るところが気持ちよかった

ラストの一連の流れは漫画史上に残る出来の良さ
最終巻だけは何度でも読み返したくなる

たった8巻でここまで感動できる作品にはなかなか出合えないでしょう。
序盤は少し退屈かもしれませんが、
読後は、心の底からこの作品に出会えてよかったと思えるはずです。

BLAME!

全10巻

時代も場所も明らかでない超未来。世界は高度に発達したネットワーク(ソフトウェア)と、それを支え、現実世界に反映する超構造体(ハードウェア)によって構成されている。テクノロジーの恩恵を受けて繁栄した人類であるが、災厄によりネットワークにアクセスする資格と能力(市民権と同義)を失ってしまう。支配者がいないAIは管理規定にのっとり資格を持たない人間を排斥し続ける。際限なく拡張を続けられた超構造体はその惑星系すら内部に取り込んでしまう。人々は繁栄の記憶を忘れ、管理システムの目を盗むようにして短い生を生きる。人類の黄昏の世界が舞台である。

人間がメモリーとして保存され、いつの日か復元されるのを眠るように待つ。敵も味方もダウンロードされて突然存在を始め、自分が何処から来て何処へ行くのかも分からない。彼らの立つ地上とは一体何なのか、誰一人理解するものはいない・・・。そんな暗黒が支配する世界でのキリィの果てしない旅が描かれる。

このBLAME!という作品は、もはや奇跡的といってもいい絶妙な世界観で、読者を引き込み、気が遠くなるような気分を体感させてくれる、SFの根本的な魅力にあふれた作品と言えます。

巨大すぎて途方もない建造物によって造られる世界を、不気味な生物と闘いながら、実現可能性の殆ど無い目的を持って主人公が旅をする。建造物は何十万という層に重なり、大地という概念がない。いつの間にか十年が経過してたことになっている。平気で800時間待ちとか言い出す。ごく僅かに登場する人間は一瞬で殺されてしまう。

年代設定がいつだとか、情報化がどんだけ進んでるとか、科学のレベルがどうなったとかそういう、SFだと誰もが気にする設定がすべて吹っ飛ぶような世界が描かれる。説明がなくとも、むしろ説明がないからこそ、この作品の世界に引き込まれてしまうのです

建造物のデザインが壮大で、かなり妄想が捗ります。
漫画と言うより画集感覚で楽しむ作品かもしれません。



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