信長の野望では九十九茄子よりも似たり茄子の方が、忠実では高値で取引されていたという記載 (似た… 2022/8/22 信長の野望 🔊 AI音声で読み上げ 信長の野望では九十九茄子よりも似たり茄子の方が、忠実では高値で取引されていたという記載 (似たり茄子は百貫)とあるのに等級が低いのはなぜですか?
九十九茄子が99貫で取引され、似たり茄子が100貫なのにゲーム内の扱いは下であるということですか?
「天下創世」のデータが見つかったので見てみましたが、いわゆる「天下四茄子」のなかで九十九茄子が1等級、紹鴎・似たり茄子・珠光茄子は4等級のようですね。
まず言えるのは、九十九茄子だけが破格であるということですが、茶器の評価には所有者遍歴も大事です。
天下人が所有したという点ではあまり差が無いとも言えますが、あくまで「信長の野望」であることを思えば、松永から織田に献上されたという経緯が、九十九茄子のゲームにおける評価を上げていると思います。
まだ茶の湯の重大さをよくわかっていない信長にとって、「茶の湯後政道」の門を開かせたような茶器です。
次に値段の話ですが、九十九茄子の99貫というのは、村田珠光が入手した15世紀末のことです。
もし同時期に似たり茄子が100貫だったとしても、九十九茄子はさらに朝倉宗滴が500貫、松永久秀は1000貫で買ったとも言われています。
九十九茄子がそうした遍歴までわかっているのに対して、似たり茄子がどこまで値上がりし誰が所有していたのか、ざっと調べただけでは分かりませんでした。
詳細に分かっていないなら、知名度で似たり茄子が遅れをとったという証左といえます。