冗談はなしだ、俺はクソまじめな男だ。
キリコ・キュービィー
惑星サンサの砂漠の中で硬直して動けなくなったフィアナはキリコに「私を置いていって、もう疲れたは」と頼むが、キリコは愛するフィアナに暖かい声で答える。
戦いに誇りなどない。
キリコ・キュービィー
補給基地内で対峙するキリコとイプシロン。二人は爆弾庫の爆発で、がれきの下に閉じこめられた。キリコは、出口を二人で探そうと言う。イプシロンはそんなキリコに自分の憤怒と憎悪をぶつけた。「憎い、お前たちが…私とプロトワンだけが同類なのだ。たった二人の…そしてPSとしての誕生が二人の未来を決定したはずだった。戦うことに誇りを持つことによって!!」この言葉にキリコはこう答えた。
お前を許した訳じゃない。許すには、お前の髪が白くなるぐらいの時間が必要なんだ。
ゾフィー・ファダス
正確にはゾフィーの言葉としてキリコに伝えたゴウトの台詞。キリコを家族の仇として憎むゾフィーが立ち去る時に残した言葉。
神が死んでも戦争は起きた。戦争がある限り利用される。俺たちはこの時代に生きるべきじゃないんだ。
キリコ・キュービィー
キリコはキルガメス、バララント両軍の追撃をふりきり、さらに彼を止めようとするフィアナのベルゼルガをも撃破し、自らを宇宙の支配者と称し、自我を持った巨大コンピューターシステム・ワイズマンの中枢に辿り着き、破壊する。それから1年後、ギルガメスとバララントが再び戦争状態に入ろうとして」いた。その中から冬眠カプセルでフィアナと共に宇宙に出ようとするキリコは、考え直すように言うゴウトに言う。
いいえ生きます…キリコと一緒なら戦い抜いて生きるわ!!
フィアナ
瀕死の重傷を負ったキリコの為に戦い、窮地に陥ったフィアナを助けたキリコの「俺と一緒に戦って死ぬか」という問いかけに答えたセリフ。
くやしいけど、きれいだね。
ココナ
惑星サンサに着いたキリコとフィアナは謎の一団に襲われるが、ゴウトの仲裁でことなきを得る。久しぶりにキリコと再会したココナは、そばにいたフィアナを見て、こう言い捨てて走り去ってしまう。
TV版本編
- 『皆殺しだぁーッ!』 \ズギャ/ 『あァァァァ!』(威勢良く空港を襲撃する暴走族と、ココナのロケット弾でやられる暴走族)
- 『皆殺しだぁーッ!』って言ってる人とココナにやられる暴走族は別人なんだけど、なんだか威勢のいいこと言ったそばからやられてるみたいに見える。
- 『100ミリの装甲だ!そんなモノじゃびくともしねェぜ!』 \ドスン/ 『わぁーっ!』(極厚装甲にものをいわせてフィアナ機を痛めつけるが、キリコのタックルを食らい突き落とされるバトリング選手)
- 100ミリの装甲でも突き落とされちゃ意味がない。
- やられちゃーう!(クメンのアッセンブルへ向かうボートにて。某傭兵志望者)
- クメン編の最初の回の冒頭で、アッセンブルへ向かうボートでビーラーゲリラ?の待ち伏せを食らって応戦する傭兵志望(中の人はラペやグランと同じ二又さん)が口走る謎かつ脱力の絶叫。なぜそこで『やられちゃーう!』なのか。
- あぁ?(ゾンム村ゲリラ掃討戦でシャッコがジャングルに潜む敵機を見つけて上げる叫び)
- 唐突な上にどこかすっとんきょうで笑ってしまう
- つぎの、ごめーれーは。(カン・ユー?による尋問?中にEX-10とニイタンの襲撃の報を聞いたキリコ)
- 茶目っ気とも皮肉ともつかないキリコの超絶棒読み対応。これは外せないですよねー。
- 船尾にアンテナが伸びるのが見えた(隠密作戦中なのにすれ違った民間のボートを臨検したあとハデに撃沈したカン・ユー?)
- 隠密作戦だっつってるのに隠密ガン無視して手柄だと言わんばかりに堂々と言うセリフだが、船尾にアンテナが伸びてたのかは永遠の謎。どうせ言いがかりだろう。カン・ユーだし(偏見)。
- 『船は何としても守れーッ!』 \ドカン/ 『ああっ…やりおったなーッ!』(ラモー寺院戦の最中潜入用の偽装船をやられたカン・ユー)
- なんでもないセリフに見えるが、船を死守しろと言ってから船をやられるまで三秒www
- ATの攻撃です!ラモー寺院を襲った奴らのアーーーーー(シャッコたちに乗ってる戦車をひっくり返されたビーラーの断末魔)
- なんか『アーーーーー』という叫びが妙にユルくて好き。
- な…なんですって?(キリコに川に落とされたあと命からがら戻り、疲労で臥せってる病床から現況を聞いて驚愕するカン・ユー)
- あのカン・ユーが弱りはてて言うところがボインツ。
- 腹が…減った…(フィアナの救出で負傷して臥せってたキリコが目を覚まして空腹を感じながらフィアナに支えられて言うセリフ)
- 珍でもあり名でもあるセリフ。
- 行きましょう隊長……どのっ(ビーラーからフィアナを救おうとするキリコの行動に乗り気でないカン・ユーにポタリア?から投げかけられたセリフ)
- とってつけたような『どのっ』の微妙なぞんざいさがミソ。
- あなたには私は撃てはしない……あなたに私が撃てるわけがないっ!(カンジェルマン宮殿地下にて、フィアナのブルーティッシュドッグ?の銃撃?で負傷する直前のイプシロン?)
- 撃てるわけないよね?って自信満々に言っておいて余裕で負傷するのというのはマヌケといえばマヌケだが、これが後々よからぬ?因縁を深めるのだと思うと別の意味で印象深いし、その直後ボローの死んでゆく様を茫然自失で眺めるところも物悲しい。珍にして名?
- こうなったら開き直るしかないな…やるかい?(クメン脱出後謎の戦艦に捕らえられて、やけくそ気味に呑んだこともない酒を持ってきてフィアナに勧めるキリコ)
- そして乾杯した直後むせる。その後のセリフとセットで珍。
- なんでこんなものを、みんなうまそうに飲むんだ!(謎の戦艦の艦内で初めて呑んだ酒にむせたあとキリコがついた悪態)
- 酒初めてだったんかいwww
- 自分で『やるかい?』って言っておきながらこのオチ、というのが『キリコもまだまだ精神的に幼い部分があるんだなー』という萌えポインツでもある(?)
- ショルダー野郎!(ゾフィー?のレッドショルダーに対する蔑称)
- ゾフィーのくだりはシリアス度高いし割と悲しい(そしてゾフィーとココナ?のキャットファイトのくだりは何度見ても泣く)んだけど、どうしても『ショルダー野郎』という呼び方だけは笑ってしまう。訳したら肩野郎ですからね。肩野郎て。
- 許可しないッ!(イプシロン?を制止しなかったアロンとグランを責めるフットー)
- セリフの中間管理職じみた感じもさることながら、イプシロンが行っちゃった後に許可しないって言っちゃってるあたりがもう。
ザ・ラストレッドショルダー
- 隠居の道楽に蘭の栽培でもやってるか?(デライダ高地のペールゼンの潜伏先に多数の植物がある可能性を語るキリコに対して、バイマン)
- なぜ蘭www
野望のルーツ
- 危ねぇぞ!(キリコを追って基地のバーに機関銃を抱えて乱入するムーザ)
- いきなり酒場にマシンガン持って突っ込んでくる方が危ないです…
赫奕たる異端
- テイタニア…服を脱げ!(マーティアルの長老会議でネクスタントの非異端性を示すため、ネクスタント化された娘・テイタニアの肉体と補助脳を長老たちに晒させようとするモンテウェルズ)
- 演出意図としては『崇高かつ神聖な宗教に潜む非倫理性』を際だたせようとするものなのだろうが、分かってても唐突に娘に『服を脱げ!』と命じるとこがあまりにもシュールすぎて。
- ガーン!(アレギウムへのキリコ闖入に乗じて法皇の地位をかっさらおうとするモンテウェルズにテオ8世が受けた衝撃)
- これセリフでなくて効果音っつか演出なんだけど、これも唐突すぎる上に人に見えないくらいヨボヨボのじいさん(しかも劇画っぽい)が『ガーン!』というベタな効果音とともに白バックでのけぞる、というのが何度見てもおかしい。
ペールゼン・ファイルズ
- パラシュートが外れないーっ!(初めての降下でパニックになるコチャック)
- 初戦でいきなりアレなところを見せるコチャック。徹頭徹尾『こざかしいが愛すべきヘタレ』キャラというのがすがすがしかったですなぁ
- 『バカ野郎、この俺を巻き込みやがって!』『分隊長だろ…』(ゴダンとキリコのピンチに巻き込まれてしまったバーコフとザキのやりとり)
- 分隊長なのに分隊メンバーのことをすがすがしいくらい考えないバーコフと、実は素直でわりと常識人のザキのコントラスト。
- 『わァ!?』『はァ??』『はァ???』(突然の昇格と極地転属に驚くワップ)
- 三回も同じ調子で驚かれるとさすがに笑う。これが俗に言う天丼というやつですな
- ここから数個はワップの独り相撲祭り。
- こいつはギルガメス軍の面汚し!恥ッさらしのゲジゲジ野郎だぁ!(バーコフの過去を曝すワップ)
- いちいち煽りがムダに軽妙なワップ。
- お前の場合は下手の考え休むに似たりというやつだッ!(超低温下でのPRL配合についてコチャックを罵るワップ)
- なにげにドンドン手すりを叩きながらこれを言ったあとに痛がるのが細かすぎて伝わらないナイスな演出。
- お熱いのをぉー、ぶち込んでやぁーる!(超低温のダウンバーストで一時AT・パイロットともに行動不能になったキリコ機を見つけてはしゃいでおどけるワップ)
- が、直後ワップ自身が『わしの中尉昇進はどうなるのだーッ!』というあまりにもそれっぽすぎる断末魔を叫びながら爆死。
- カン・ユーと中の人が同じなのに、ワップは徹頭徹尾道化役だった感。
- 以上、ワップの独り相撲祭りでした。
- キリコー無事かー…ぁぁぁぁぁっ(キリコの無事を確認してハッチを開けて喜ぶがあまりの寒さに驚きハッチを閉めるザキ)
- ここのザキがめっちゃお茶目すぎてヤバい。
- あいつの血と肉…飛び散っている…!(爆死したコチャックの死に様をゴダンに説明するバーコフ)
- 内臓がグシャグシャだ…鎮痛剤大量にブチ込んだから、気持ち良く死ねただろうぜ(負傷の末死んだゴダンを見て死に様を説明するバーコフ)
- なぜかメンバーの死に様を説明させられるバーコフ。なんかバーコフの『死に様を微妙にイヤゲに説明する』とこが妙に好き。
幻影篇
- マーティアル教団と当代の法皇としての私こそが、御子の養育の栄誉と重責を与るにふさわしい…! おあっっ!おああああああああ!(ワイズマンに向かって神の子を養育する権利を嘆願してるときに、いきなり雷撃を食らって転送されるモンテウェルズ)
- 演説ブッてるときにいきなり転送かけんでもwww
- 神はせっかち
- 未来が約束されている神の子なのかっ!(神の子と相まみえたモンテウェルズ)
- 字面だけだとどこが珍なのかわからないが、実際観ると『みぃ↑らいがぁやくそくされているかぁ↑↑みぃのこぉなのかぁ!*1』みたいに超大仰な言い方。阪脩さんの演技が炸裂していて笑いを誘う。
- キリコか…キリコがですか! キリコは! キリコこそが神に逆らい!神を殺し!神の教団たるマーティアルを貶めた、その男!その男に御子の養育を?…キリコ…キリコ・キュービィー…(神の子の養育者キリコであることを知ったモンテウェルズ)
- 何回『キリコ』と『神』言うてんねんwww
- ちなみにその後の『テイタニアを人間兵器にしてまで手に入れた地位を台無しにしたキリコへの恨み言』もものすごくおかしみがある。ワイズマンにしてみれば『知らんがな』って話だよな…
- 父上ッ!(モンテウェルズがキリコを撃とうとしたときに唐突に挿入されるテイタニアの叫び)
- 今でもこの演出の意味がよくわかりません…ていうかやっぱり字面のみだとよくわかんないですが、本当に何の前フリもなく唐突に出てくるからおかしみが。
- モンテウェルズが誰かを撃ち殺そうとするときに赫奕では『罰を受けよ』って言ってたけど、画は赫奕の『罰を受けよ』あたりのカットなので赫奕で与えた『罰』の報いを幻影篇で受けたってことなんかね。
- キリコ、何をする、やめろ(ワイズマンの庇護の元での神の子養育を案の定拒否られて33年ぶりにキリコに原形質保存装置を停止させられるワイズマン)
- 『モンテウェルズの独り相撲』と『ワイズマンの33年越しの天丼』によりギャグアニメと化す幻影篇6話(ほめ言葉)。
- 一応前回の神殺しを踏まえてネクスタントに反撃させたりしてるしむしろこれがワイズマンの戦略だとロッチナにフォローされてるけど、どう見ても長い年月をかけた壮大な天丼にしか思えない罠。
機甲猟兵メロウリンク
- コぁぅぅっ…(ルルシーに鈍器で殴られてのびるヌメリコフ)
- 全般的に気持ち悪いヌメ公だが一番キモいのがこののびたときのうめきという。
CRIMSON EYES
- ほああぁあんたぁふぁんンぐうぅ~~~~うぅっっ!(特務急襲部隊・ハンターファングを呼ぶ某キャラ)
- こいつのキャラが180度変わったときにはドチャクソビビったがそのうえコレだもの
- 映像化されたらたぶんヌメ公以上にキモいキャラになるのではなかろうか
名セリフ集
- お前を、愛していた…(カンジェルマンが自らを討ち取ったかつての同士、ポル・ポタリアに語った最期のセリフ)
- 男to男でこのセリフということからアレな文脈でとられることが多そうなセリフではあるが、個人的にはそういうの関係なく好き。
- 『俺と一緒に戦って死ぬか?』『いいえ生きます…キリコと一緒なら戦い抜いて生きるわ』(イプシロン直属のAT隊との戦いの最中のキリコとフィアナのやりとり)
- クメン編、そして謎の戦艦での時間が深めたキリコとフィアナの愛が強く感じられるとともに、二人のスタンスの違いを表すやりとり。
- 冗談はなしだ!…俺はくそまじめな男だ(ヂヂリウム切れで足手まといになっていることを思って自分を捨てろと嘆願するフィアナに対して、キリコ)
- キリコを象徴する一言。
- 幻影篇?でもかつて自分を殺そうとしたゾフィーに対して全く同じセリフを言う(あまつさえ同じく背負子を作ってまで助ける)、というのはちょっとやりすぎというかあざとい気もするが、でもそうでなきゃいけないという気持ちも強かったり
- 家族を!家族を殺されたのは!なにもあんただけじゃないんだよ!それを、まるで自分一人だけやられたみたいに!…あたいだって!あたいだってもう逢えないんだよ…!(自分の家族の仇をうつためキリコを殺そうとするゾフィーを止めようとするココナ)
- 自分、このシーン観ると100%泣きます、ハイ。
- ゾフィーを止めようとしたのがキリコへの思慕だけでないということと、どちらかというとコメディリリーフで素性もよくわからなかったココナが家族を喪った悲しさをはじめて吐露するのも相まってドチャクソ泣ける。
- 『キリコ、私の負けだ……フフ、お前も同類だったとはな……確かに、お前もPSだ』『違う!』『PSだッ!…でなければ……死んでいく私のプライドが……普通の人間には……この私が負けるわけが…………ない…』(イプシロンとキリコの最期のやりとり)
- イプシロンの納得したような死にっぷりと、キリコの狼狽のコントラスト。
- 扉などというものは、開けたいと思う者がいれば、いずれ開かれるものです(ゴモルの傭兵センタのクエント人代表)
- おそらくボトムズの台詞で一、二を争うほど含蓄のあるセリフ。しかも言ってるのクエント人だしな。
OVA
ザ・ラストレッドショルダー
- ターンピックが冴えないな(改造ベース機候補に試乗したあとのキリコ)
- 何気ないセリフのはずなんだが、なぜかツボにどんぴしゃな一言。
- あてにならねぇ部品がざっと50ほどある(ターボカスタムの出来に不安をおぼえるムーザ)
- 元レッドショルダー隊員の意識の高さを伺わせるセリフ。にしてもムーザって、ほかのメンバーに比べると根暗で神経質だよな。TV版本編で根暗って言われたキリコ以上に根暗に感じる。
- 『こいつの肩は赤く塗らねぇのか?』『貴様、塗りたいのか!』(出来上がったターボカスタムを眺めながらのバイマンとグレゴルーのやりとり)
- レッドショルダー時代のことは、冗談にもできないくらいのトラウマなんだろうな…
- やせ我慢はよせ…度が過ぎるのは、見ていて辛い(何かとムーザに軽口を叩いて皮肉るバイマンにもほかのメンバーに隠していた傷があることを見抜いたキリコ)
- 個人的には『肩は赤く塗らねぇのか』と並ぶ『ザ・ラストレッドショルダー』の名台詞。
赫奕たる異端
- 『ついにここまで来たな…だがここに信仰など無いぞ』『ですが権力があります。奇跡よりは頼りに』『それで娘を…人間兵器という生贄にまでしたか!』『あれは事故でした』(テオ8世とモンテウェルズ、新旧法皇のすれ違いざまのやりとり)
- モンテウェルズの冷徹さを改めて感じさせるが、何よりもあれだけヨボヨボで耄碌してそうだったテオ8世が実はふつうにしゃべれた、ということに衝撃を受ける。『あれは事故でした』と平然と語るモンテウェルズと、それを聞いて笑いながら仮面を被るテオ8世もいい。
ペールゼン・ファイルズ
- こいつらの中に医者は…いないよなぁ…(満身創痍でバララントのATに囲まれて自爆する直前のバーコフ)
- なにかと軽口を叩くバーコフらしい最期の一言。
- その私の名は、今後記録から消えるでしょう…(ウォッカムを撃って立ち去るルスケ)
- 後のロッチナである…のかは不明。
- なんかやたらと重みのある言い方なところがえらい印象に残る。