実はドラえもんの作者、藤子先生も作中でパロディ化していた。
コミックス第38巻収録作品のアニメ回
スターウォーズは、F先生も大のお気に入りだったようで
ドラえもんでも、何回か出てきます。
「のび太の部屋でロードショー」の巻
のび太の読む本の見出しに『大特集スタージョーズのすべて』とある。ありきたりの漫画家だと、スペースウォーズだとか、そういった名前にしてしまいそうな一瞬であるが、さすが藤子は違う。1979年当時人気のあった、スターウォーズとジョーズ(スピルバーグ)をリミックスしてくる発想には脱帽である
右側の人物はロンゲに磨きのかかったルーク・スカイウォーカー。生足披露で本物より躍動感に溢れている。左側には、マントが異常に大きいダースベーダーらしき悪役がいて、顔がドクロになっている。これを見るなり、藤子が「スターウォーズに詳しい」ことは明白といえる。なぜならスターウォーズの初期構想段階では、ダースベーダは本当にドクロ顔に甲冑姿だったからである。
さて、ルークの後ろにはC3POらしきサイボーグがいるが、これもどちらかというと本編よりは初期構想段階のC3P0に近い。ここまで来ると、ひょっとしたらスターウォーズの原作者は藤子で、ルーカスが手直しして映画にしたんじゃないかとさえ思えてくる。
いきなり最後になるが、リドリースコット風に大量のスモークが焚かれているのは感動的である。
「天井うらの宇宙戦争」
リリパット星のアーレ・オッカナ王女
悪者・アカンベーダー
アカンベーダーとかいうネーミングは天才だと思う #ドラえもん #tvasahi #doraemon pic.twitter.com/gkvYM5w55i
こんな時期なのでF先生スターウォーズパロディを読み返す。 最初二枚ドラえもん「天井うらの宇宙戦争」、三枚目短編「ある日……」、4枚目短編「裏町裏通り名画館」。F先生のパロディはいい具合に力が抜け、原作への愛もあり、そこが好きです pic.twitter.com/uHYTnTLhIT