【正しいプリンターインク(インクカートリッジ)】の知識、純正インク・非純正インクについての違い、メリット・デメリットをまとめてみました。
▼正しいインクカートリッジ(プリンターインク)の知識
▼インクカートリッジには2つの種類がある
純正インク
<特徴>
・メーカー独自で製作
・製品パッケージにメーカーロゴが記載
・プリンターの特徴に合わせてインク特性を最適化
・値段が高い(数回分で新しいプリンタが買える)
・メーカー保証がある
非純正インク
<特徴>
・純正インクと比べて価格が安い
・プリンター製造メーカー以外の会社で製造
・製品パッケージにメーカーロゴの表記はなく、「キャノン用」、「エプソン用」と表記されている
・大容量タイプのインクもある
・メーカー保証が無い
▼なぜ「純正インク」は高いのか?
・純正インク2回分で、新しいプリンターが買える(左図)
印刷コストを低減しようとする消費者はプリンター用インクカートリッジに詰め替え用インクを用いようとするが、プリンタメーカーは消耗品であるインクカートリッジの売り上げで収益を得ようとするためカートリッジにICチップを取り付けて使用回数を制限したり互換カートリッジメーカーに対して訴訟を起こしたりしている。
▼価格が安い「非純正インク」の問題点
非純正インク(詰め替えタイプ)では、インク漏れが報告されています
互換インクカートリッジ(非純正)において、24%~49%程度の割合で、インク出口から大量のインクが漏れ出し、手や机を激しく汚してしまう状況が発生することが確認された
詳しい実験の様子は↓
非純正インクはインク漏れが多発しているようです。
やはり純正インクと非純正インクでは性能に大きな差があるようです。
・左が本来の色。右が非純正インク(互換インク)。
・非純正インクで印刷してみると、イラストや写真の発色が画面のものと違う、くすんだ色に変色
時間が経過すると非純正インクでは、インクの色あせがひどい
出典「日経パソコン2012年11月12日号」日経BP社
他にも「非純正インク」にはトラブルが…
インクが残っているのに突然インクが出なくなる。
出典「日経パソコン2012年11月12日号」日経BP社
残量があるのにプリンターがカートリッジを認識しなくなり、インクが残ったまま捨てるはめに。
出典「日経パソコン2012年11月12日号」日経BP社
ヘッドクリーニング操作の回数が多く、インクを消耗してしまう。
出典「日経パソコン2012年11月12日号」日経BP社
プリンターを設置しているだけでインクがなくなってしまった。
出典「日経パソコン2012年11月12日号」日経BP社
設置中にインクカートリッジ内のインクが漏れてしまった。
出典「日経パソコン2012年11月12日号」日経BP社
設置中に漏れたインクが原因で混色してしまい、印刷結果に影響が出る。
出典「日経パソコン2012年11月12日号」日経BP社
▼どっちがお得なの?
純正インクは高価だが最高品質。写真は美しく、何十年も色あせせず、メーカー保証で安心。
純正品以外のインクカートリッジ(穴を開ける等により非純正インクを再補充したものを含みます)をご使用になると、プリンター本体への悪影響やプリント品質の低下などプリンター本来の性能を発揮できない場合があります
・メーカー側も純正インクをすすめているようです。
他社製の互換(詰替)インクは安価だが品質には不安。写真は色がずれ、保存用には向かず、扱いは煩雑、保証はなし。
純正インクの方が画質劣化は少なく、互換インクの中には半年程度で画質が劣化してしまうものが多く存在する。
▼結論 長い目でみれば「純正インク」の方がお得!
・本当の意味でのコストパフォーマンスが高いものを選ぶ必要がある。