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勉強ばかりしていた人間が会社で使えない理由

仕事・就職

勉強できる人は記憶力は凄く高いですが、体力やコミュ力が低い場合があります。仕事では記憶力よりも体力やコミュ力が何倍も重要です。


製造業(せいぞうぎょう)の加工現場(かこうげんば)にいる者ですが、社員をみていると、
できるできないというより、やる気の問題だと思います。
根気よく頑張(がんば)れば、誰(だれ)でもできるしごとですからね。
でも、稀(まれ)にこいつホントに覚えが悪いって奴(やつ)いますがね。そういう人は
学歴ない人が多いですね。


学歴低くても仕事できる人はいますよ。学校のお勉強と実務(じつむ)は全く違(い)
うと思います。仕事ができる人は勉強の優劣関係(ゆうれつかんけい)なく、頭の回転が
早く応用(おうよう)が利く。視野(しや)が広くて何事も一点集中にならない。向上心と
行動力があって、人とのコミュニケーションをとるのが上手い人だと思います。

そして上記の人をひっくり返したようなタイプだったのが私(わたし)です…。 そこそこ勉強してきて学歴も資格(しかく)もあるのに、仕事の出来が凄(すご)く悪い。
なんでもっと勉強以外の部分も磨(みが)いてこなかったんだろうとその時は後悔(こうかい)しました…。


学校の勉強ができなくも、学歴が低くても、頭が良いと感じる人はい
ますが、人一倍、努力してます。頭が良くないと感じる人で、指示(しじ)も聞かない人は、頑張(がんば)っても、空回りすることが多いです。
ブルーカラーでも、知恵(ちえ)や工夫、学習能力(がくしゅうのうりょく)が高い方が有能(ゆうのう)だと思い
ます。

1.複数(ふくすう)の仕事を同時並行(どうじへいこう)して行うことができ ず、かつ不測(ふそく)の事態(じたい)に対処(たいしょ)することができないから

会社員の仕事は、基本的(きほんてき)には複数(ふくすう)の案件(あんけん)をいくつか抱(かか)え持つことに
なります。
この仕事は納期(のうき)がここまでで、この仕事は納期(のうき)がここまでで….という
具合にです。

さらに、納期(のうき)がここまでだからこの日までにこれをやろう!と思ってい
ても、上司から

「この資料今日中(しりょうきょうじゅう)に作っといて」

と急にイレギュラーな仕事の依頼(いらい)が来たりします。

こうした事案は、勉強をすることとは根本的にワケが違(ちが)いま
す。

勉強は、あくまで自分のペースで範囲(はんい)を指定して行うことができ、不
測(はか)の事態(じたい)も起こりえませんでした。
すなわち、安心して自分なりの予定を組み、自分のペースで好きなと
きに好きなものを勉強できたのです。

すなわち、勉強とはある意味で究極に自己中(じこちゅう)の世界で成り
立っていたのです。
受験勉強なんかは強制(きょうせい)される感が強いかもしれませんが、
不測(ふそく)の事態(じたい)がなく、自分のペースで1つの科目を時間を区切って集
中的に勉強することができたという意味においては、完全に自己中(じこちゅう)
心的に世界が回っていました。

一方で会社員の仕事はどうでしょうか。
会社に所属(しょぞく)して仕事を行う以上は、自分のペースで時間を
区切って1つの仕事を集中的に行うことは不可能(ふかのう)です。
次々(つぎつぎ)と今自分が行っている仕事よりも優先度(ゆうせんど)の高い仕事の依頼(いらい)がく
るので、今自分がやっていた仕事を中断(ちゅうだん)し、直近で依頼(いらい)された仕事
をこなさなければなりません。

そうするとどういった事態(じたい)が発生するかというと、急に依頼(いらい)さ
れた仕事が終わり、いざさっきまで自分がやっていた仕事に取り掛(かかり)
かろうと思ったときに、その仕事がどこまで進んでいたかを確認(かくにん)する
作業から入ることになります。

つまり、途中(とちゅう)で中断(ちゅうだん)された仕事内容(しごとないよう)を思い出すための時間が発生す
るのです。これは時間の無駄(むだ)であり、脳(のう)の使い方としても全くもって
非効率(ひこうりつ)です。

勉強ができる人というのは、周りを気にせず1つの科目に集
中的に取り組むというのが上手です。

だから、勉強ができる人は1つの研究内容(けんきゅうないよう)に没頭(ぼっとう)することができま
す。

しかし、この素質(そしつ)は会社組織(かいしゃそしき)においては無駄(むだ)な素質(そしつ)になります。
電話1つかかってきたときにしたって、その電話に対応(たいおう)する
ことで今やっていた仕事の作業が中断(ちゅうだん)されますからね。

例えば、こんなことがありました。

京大卒の方がカレンダーのデザインを頼(たの)まれた時に、彼(かれ)はカレン
ダーのデザインだけをひたすら時間を使って考えておりました。
しかし、カレンダーのデザインは直近で完遂(かんすい)させねばならぬ業務(ぎょうむ)では
ありませんでした。
他の方から次々(つぎつぎ)と別の業務依頼(ぎょうむいらい)もやってきます。
それでも、カレンダーのデザインの仕事を集中的に行い、最終的に
は彼(かれ)は素晴(すば)らしいデザイン案を完成させたのですが、その他の優先(ゆうせん)
事項(じこう)の高い業務(ぎょうむ)が終わっていなかったために、彼(かれ)は叱責(しっせき)を受けるこ
ととなりました。

また、別の例で頭が良い人ですと電話のメモができない人もいるらし
いですね。

話を聞いて、自分も話して、かつ相手の話をメモるという、3つの作業
を同時並行(どうじへいこう)に行うことができない人間が、勉強が得意な人間には多
いようです。

勉強って、基本的(きほんてき)に「話を聞く」「読む」「書く」のどれかの1つの作業で
済(す)みます。

会社員は、複数(ふくすう)の仕事を、優先順位(ゆうせんじゅんい)をもって、同時並行(どうじへいこう)し
て、各納期(かくのうき)に間に合うように仕上げなければなりません

書くとか読むとか1つの作業だけやっていてもダメなわけですね。

勉強ばかりしていた人間は、以上のことをこなす能力(のうりょく)が欠けていると
感じました。

勉強のように、自分のペースで優先順位(ゆうせんじゅんい)を決めて、干渉(かんしょう)を受けずに
黙々(もくもく)と同じことをする作業が得意な人間は、会社の仕事のように物
事を横断的(おうだんてき)に進め、かつ時間軸(じかんじく)において縦断的(じゅうだんてき)に物事をこなし、時
には不測(ふそく)の事態(じたい)に対処(たいしょ)せねばならぬ作業は不得意であると思いまし
た。

2.ホウレンソウができない

これがよく言う、「コミュ力がないと使えない!」
あたる理由になると思います。

ですが、勉強ができてそこそこ友達が多い人もいたりしま
す。

ただし、そんな人でも会社の仕事では使えなかったりすることは多々(たた)
あります。

それはなぜなのか???
その問題について考えてみました。

これはひとえに、世間でのコミュ力と会社でのコミュ力は全く
の別物であるからだと思います。

どういうことかというと、会社ではホウレンソウが大切にされます。

報告(ほうこく)、連絡(れんらく)、相談の3つですね。

この3つができない人間は、仮(かり)に勉強ができて本人にコミュ
力があったとしても、運動系(うんどうけい)の部活や縦割(たてわ)りの組織(そしき)に所属(しょぞく)したことが
ない人間に多いです。

何か仕事が終われば、上司に仕事完了(しごとかんりょう)の報告(ほうこく)をすることは絶対(ぜったい)で
す。
些細(ささい)なことでも連絡(れんらく)することは絶対(ぜったい)です。また、わからないことがあ
れば先輩(せんぱい)に相談することで解決(かいけつ)できます。
こうしたホウレンソウのやり方は本来であれば高校、大学と縦(たて)の組織(そしき)
に所属(しょぞく)することで培(つちか)われる能力(のうりょく)だと思います。

勉強ばかりしていた人間は、そうした縦(たて)の組織(そしき)に所属(しょぞく)した経(きょう)
験が少ない場合が多いため、ホウレンソウを行うタイミングとコツが
わからず、報告(ほうこく)をしなければならないところで報告(ほうこく)を怠(おこた)り、報告(ほうこく)をしな
くてもよいところで報告(ほうこく)をしたりします。
また、わからないことがあっても聞くことはせず、本やネットで調べよ
うとします。勉強の場合は本やネットで調べることで解決(かいけつ)しますが、会
社の場合は聞かなければ解決(かいけつ)しないことが多々(たた)あります。

従(したが)って、適切(てきせつ)なホウレンソウを行うことができず、調べてもわからない
ことを聞かぬままわからないことが蓄積(ちくせき)されていき、周りからの評価(ひょうか)
も下がり、仕事ができないとの烙印(らくいん)が押(お)されるのです。

また、仕事ができるためには、上司や同期、仕事で関わる
人間から好かれることも重要になります。

ゴマすりと言ってしまえば聞こえが悪いですが、ある意味会社員や組
織(おり)では重要な能力(のうりょく)です。組織(そしき)に属(ぞく)することなく勉強ばかりし
ていた人間は、そのように周りに取り入るためのスネ夫的な方法を
取ることが苦手な人が多いように思えます。

以上のことがすなわち、世間のコミュ力と組織(そしき)でのコミュ力
の違(ちが)いに由来していると思います。

勉強ができて普通(ふつう)のコミュ力が高くとも、会社でのコミュ力が
低く、ホウレンソウができないために仕事ができない会社員に成り下
がってしまうと思うのです。

ちなみに、会社でのコミュニケーションがうまくいかなくても独立(どくりつ)して成
功するパターンがあるのは、組織(そしき)でのコミュ力(適切(てきせつ)なホウレンソウ
のやり方を弁(わきま)えているか、ゴマすりができるか)は低いが、世間のコ
ミュ力(友達が作れているかとかの、いわゆる普通(ふつう)のコミュ力)は高
いという場合に起こり得ることであると思います。

以上、勉強ばかりしていた人間が会社で使えない2つの理由でした。
これもいろんな意見あると思うので、意見あったらいろいろください。

そのうち、コミュ力の違(ちが)いについての記事なんかも書こうと思います。
コミュ力って一括(ひとくく)りに言いますけど、時と状況(じょうきょう)によって違(ちが)う場所で発
揮(き)されるコミュ力ってありますからね。組織内(そしきない)でうまく立ち回れる人は
組織内(そしきない)でのコミュ力が高いだけであって、組織外(そしきがい)でのコミュ力が全く
無かったりすることは往々(おうおう)にして起こりうるわけです。



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