心にグッと染みる、志茂田景樹の恋愛名言集

(「先生にとって『結婚の決め手』とは、
どのような事でしたか？」
という質問に対して)

僕が一番嫌いなことでも
きみがしたんだったら嬉しいよ、
そういうことです。

他人の気持ちが解らないって？
片想いいでいいから恋をしてごらん。
いつもいつもその人のことを思ってる。
その人が何を考え何をしようとしているか知りたがっている。

たとえ片想いのまま終わろうと、
その人は他人の気持ちを解ろうとすることが
どんなに大切かという土産を心に残してくれる。

（『ひとりぼっちな気がします
あいしてくれる人が欲しい』という相談に対して）

貴方を愛し、貴方も愛せる人がきっとどこかにいます。
ただまだ出逢いの機が熟していない。
世の中はそんなものです。

恋愛における幸せはずーっと感じていたら
恍惚の人と変わらない。

今その場にいなくても、あの人を愛しているとか、
あの人から愛されているとかをふと確信したときに
一瞬感じる深い安心。それが幸せなんだと思う。

その一瞬の訪れを積み重ねることができたら
何も言うことはない。

女心も男心もそんなもん解らなくていいんだよ。
好きになった人の心だけ解ればいいの。
本当に好きになるとね、それがよく解る。
だから、恋愛なんだ。

それ程に好きなのならもう何も言わない。
でも、恋愛のために他のすべてを犠牲にするというのはね、
ちっとも恋愛的でないよ。

恋愛なら仕事でも何でも
他のすべてを活き活き艶々と輝かせてくれる。

恋愛見合いに関係なくね。
結婚に100%の相手を求めないほうがいいよ。

50%の相手だったらぐんと選択肢が広がるだろ。
その中から選んだ相手のほうが将来、
いい意味で大化けするの。
高望みするな、というのはそういうことなんだよ。

恋は恋人の今に情熱を注ぐことであり、
愛は恋人の将来にも責任を負うことである。

恋は泡沫のように消えやすいが、
愛は歳月とともに深まることが多い。

縁結びの神様はいてもね、
その縁がずっと続くことを保証してくれる神様はいないよ。
愛を育んでいくのは二人の特権なんだもの。

悔いのない恋愛をしたいのなら愛する側に回ろうね。
愛するほうが素晴らしいと思っていても
実際には愛されるほうを選ぶ人って多い。

愛してくれる人は限定されるから
愛される側にとっては妥協の恋愛になる。

愛する場合は誰をどう愛しようが自由だし、
たとえ実らぬ恋に終わっても悔いは残らないよ。

恋をして素晴らしいのは
仕事も手につかず止めどなくときめくこと。

でも、もっと素晴らしいのは
そのときめきを仕事に込めることなの。

失恋して解ることの１つは
いかに労力と時間を費やしてきたかということ。

でも、その労力と時間には換えられない貴いことを
学んだという思いが新しい恋への憧れと期待になり、
素敵な相手との出会いにつながる。

失恋の痛手からなかなか抜けられない人は
そのことに気づかない場合が多い。

(「失恋から立ち直れずに
いつ死のうかなってずっと考えてます
どうしたらいいでしょう」という相談に対して）

たかが失恋しただけでなに偉そうに
立ち直れないなんて言ってるの。
10年は早い。100回も失恋したら死んでみなさい。
自分を甘やかしちゃ駄目なのよ。

元カレのところへ戻ったその人に
未練を抱いてもばかばかしいでしょう。

貴方には2年付き合った彼女がいて、
その彼女を忘れさせてくれた人だったそうですが、
その役目を担って貴方と出会ったと思えばいい。

役目を終えて離れていったのです。
さあ、その人に背を向けて歩きましょう。

失恋の傷はね、現実の中に置いておくと
いつまでも引きずって癒えないものなの。
心の過去のポケットに早くしまうのがいちばんなんだ。

いい恋をしたんだ、と美化していいからね。
傷が癒えたときに解る。
失くして代わりに貰ったものが大きい、って。

失恋の痛手から立ち直ろうとして
安直な恋に走ってもその痛手は消えないよ。
それでまたさらに安直な恋にのめりこみ、
恋愛依存症風になる。

失恋の痛手はね、つまらない恋に落ちないよう
心に痛みを与えて制御させる仕組みなの。
素敵な出会いがあれば自然に癒えるから、
それまでそっとしておこうね。

結婚には挫折があるけれど、失恋は挫折じゃない。
もっと涙を流して悲しんだっていい。

きみがね、激しい恋で得たものは
そんなもんじゃおっかないぐらい大きいんだから。

だから、けして挫折じゃないって。
そのことに、そうね、少しの時間を置いたら解るからね。

絶望するほどのことじゃないよ。
恋に失敗はつきものなの。
1,2度、失敗して学び、本物の恋と巡り逢う。

本物の恋はね、その人の心の深みまできみの愛の光りが届く。
だから、マジにきみは歓喜に包まれる。
その本物を知るために今があるんだろ。
今日は凹んでいいけど、明日は少し元気になろうね。

別れた恋人の不幸を祈る、職場のライバルのミスを喜ぶ。
そういう自分の心を嫌いにならなくていいからね。
みんなそうなんだよ。

そういう気持ちは裏側でね、元恋人の幸せを祈ったり、
ライバルのミスを許したりの表の気持ちと表裏一体なの。

いい体験を積みながら１枚１枚表に返していけばいいからね。