この世で一番かっこいい豚 スタジオジブリ『紅の豚』名言・名セリフ集

ジブリ

1992年公開『紅の豚』

かつてイタリア空軍のエースだった豚の「ポルコ」。今では彼は空賊退治をする賞稼ぎとして、アドリア海の孤島でひっそりと暮らしていた。

昔馴染みの「ジーナ」が営むバーを訪れたポルコは、そこで凄腕の飛行艇乗りの「カーチス」と出会う。彼はいつもポルコに邪魔されてばかりの空賊たちが雇った”用心棒”だった。

ある日、エンジン整備のためミラノに飛んでいたポルコは、カーチスと遭遇。エンジン不調の中、撃墜されてしまう。

ポルコは大破した飛行艇をミラノの「ピッコロ社」に移送し、修理を依頼する。そこで修理を担当したのは、ピッコロじいさんの17歳の孫娘「フィオ」だった。

フィオの見事な腕によって完璧に蘇ったポルコの飛行艇。ポルコの復活を知ったカーチスと空賊たちは、再び彼に決闘の挑戦状を叩きつけるのだった。

仲間外れを作っちゃ可哀想じゃねーか!

稼ぎとして活躍するポルコへ助けを求める1本の電話が…空賊「マンマユート団」から人質と品を奪われた、ただちに飛んでくれ!と、いった内容からスタートする『紅の豚』。出だしから引き込まれますね~!

そして、空賊マンマユート団はというと…物語ラストまで登場する憎めない悪役たちです。そんな彼らが人質にとったのは…スイミングクラブに通う幼たち!しかも15人も!(笑)

なぜ全員を連れていくし…と、部下たちは思ったでしょう。しかしマンマユート団ボスは「仲間外れを作っちゃ可哀そうじゃねーか!」と、もっともそうな意見を…。空賊といっても、飛行艇の端くれ!憎めない理由が心根の優しさにもあるのです。

バカヤロ。志をもっと大きく持て

客船を襲って品を奪ったマンマユート団だったが、賞稼ぎのポルコに襲われる。人質の学生と品を返すが、修理代の分だけは残してもらう。修理代が残ったことを喜ぶ手下だが、ボスはそんな手下をしかる。

さらばアドリア海の自由と放埒の日々よ!

ある日、立ち寄った店にいた男たちと「空賊も賞稼ぎも生きにくい時代になった」と話すポルコ。その会話の中で出た彼のセリフです。

”放埓”とは勝手気ままに生きている様。賞稼ぎとして自由な生活を送っているポルコにぴったりの言葉ですね。しかしその頃イタリアは不況の真っただ中。もしも仕事が無くなれば誰もが国外に出稼ぎに行かなくてはなりません。そんな自由とは正反対な世間に彼は憂いを感じているのです。

この頃の時代背景が伝わってくると共に、作品の世界観にグッと惹き込まれるセリフです。

モリモリ食べて、ビシバシ働こう!

不景気で男たちが出稼ぎにいないため、ポルコの飛行艇の製造は、ピッコロの親族であるたちが行うことになる。食事が準備され、早速食べようとするポルコだったが、みんながお祈りをしていることに気づく。ピッコロは、神と仕事をくれたポルコに感謝をする。お祈りが終わると、ピッコロはたちに声をかけて食事を始める。

ボウズ、俺たちは戦争やってるんじゃねぇんだよ。

街の地下にある馴染みの武器屋にマシンガンや弾を仕入れに行ったポルコ。受付の男の子に高性能焼夷弾などを薦められた際に言った名言です。ポルコにとって賞稼ぎと戦争には明確な違いがあるのでしょう。武器屋の親方も「戦争で稼ぐ奴は悪党、賞稼ぎで稼げない奴は能なし」と言っていました。この言葉もランキング外ではありますが、紅の豚の名言集に入れたいセリフです。

ほどよく痩せたぜ。二日ほど無人島にいたからな。

出典ciatr.jp

紅の豚序盤のシーン。ポルコは飛行艇でミラノへ行く途中、“アメリカ野郎”カーチスに襲撃されます。ポルコはカーチスを振り切ろうとしますが、飛行艇の故障もあり打ち落とされ無人島へ不時着しました。数日後、心配するジーナの元へポルコから電話がありました。紅の豚ならではの、おしゃれな安否確認の名セリフです。

貨は半分くれてやる、残りと人質を置いて失せろ!

旅客船を襲った空賊・「マンマユート団」の撃退に向かったポルコは、空中戦の末、彼らを打ち倒します。ボロボロで今にも墜落しそうな飛行艇に乗った彼らに向けて、ポルコが言ったセリフです。

なんだかんだで飛行艇の修理代の貨を残してあげるところに、ポルコの優しさが感じられます(笑)。マンマユート団も人質の少達を優しく扱ったりと、人情味のあるやつらです。彼らの何だかハートフルなやり取りに、心がほっこりと温かくなりますね。

と名声を運んでくる幸運のガラガラヘビさ。

ポルコのライバルとも言える、空賊たちの用心棒・カーチスのセリフです。彼はバーで出会ったポルコと話している中で、自分の愛艇のことを”と名声を運んでくる幸運のガラガラヘビ”と呼びました。

凄腕の飛行艇乗りとしても名声も手に入れているカーチス。それを彼は”愛艇が引き寄せてくれた幸運”として表現しているんですね。彼の飛行艇への愛情が伝わってくる、お洒落で格好いいセリフです。

飛ばねぇ豚はただの豚だ。

やっぱりこれは外せません!「紅の豚」で最も有名なセリフですね。

飛行艇乗りとして常に死と隣り合わせにあるポルコ。そんな彼を心配したジーナは、彼に飛ぶことを止めさせようとします。しかしまったく止める気のないポルコは、ジーナにこの言葉を返しました。

空を飛ぶことが自分の全てであり、それを捨てたら自分ではなくなってしまう。そんな彼の生き様を表した素敵なセリフですね。

戦争で稼ぐ奴は悪党さ。賞で稼げねぇ奴は能無しだ。

武器屋で働く少年から高性能な弾薬をすすめられたポルコは、「俺たちは戦争をやってるわけじゃねぇんだ」と断ります。その後、少年が店主に”戦争”と”賞稼ぎ”の違いを聞いたときに、店主が答えたセリフです。

国家に雇われない賞稼ぎは、自分で仕事を探して自分の力で食い扶持を稼がなくてはなりません。一匹狼で武器屋を営んでいる店主にとっても、同じことが言えるようです。

”能無し”にはそんなことはできないさ、というなかなか手厳しい店主のお言葉…。”自由”を選ぶなら相応の努力も必要である、という彼の想いが伝わってきます。

彼らの一番大事なものはでもでもない、名誉だって!

ある意味、名シーンにもなりつつある岩肌から飛び降りてくるカーチスが見ものの、フィオが空賊たちに激高するシーン!どうしてフィオが荒ぶるのか…それは、せっかくメンテナンスを終えたポルコの飛行艇を壊すと聞いたから!

ポルコの隠れ家に潜んでいた空賊たちは、飛行艇を壊すには深い理由があると言いますが…幼い頃から飛行艇の話しを聞いて育ったフィオは、飛行艇乗りに憧れを抱いていました。そして、空賊たちに問います…

「飛行艇乗りは船乗りよりも勇敢で丘の飛行機乗りより誇り高いんだって、彼らの一番大事なものはでもでもない、名誉だって!」これを聞いた空賊たちは一斉に歓声を上げ、フィオの言葉を絶賛!くすぶっていた飛行艇乗りの魂の片鱗が見えた瞬間でした。

俺は、俺の稼ぎでしか飛ばねぇよ。

ある日、ポルコは空軍時代の同僚・フェラーリと映画館で再会します。フェラーリから「空軍に戻らないか」と誘いを受けますが、ポルコはその誘いを断り、この言葉を返しました。

稼ぎという立場では、そこで何があったとしても自業自得。そんな厳しい環境に身を置く親友をフェラーリは気にかけてくれているんですね。

それに対するポルコの断り方がカッコイイ。自由に空を飛ぶ道を選択した、ポルコの”決意”が感じられるセリフです。

インスピレーションだな。

飛行艇の修理をピッコロ社に依頼したポルコですが、設計を担当したのは17歳の少・フィオ。「の子であること」と「若いこと」を理由にポルコは断ろうとしますが、フィオから「良いパイロットの条件はなに?」と聞かれます。その時のポルコの答えがこの言葉。

パイロット同様、設計士にも性別も年齢も関係ないことに気づいたポルコは、そのままフィオに設計を任せることにします。”本質”を見て物事を判断するポルコも素敵ですが、そこに誘導できるフィオもなかなかのやり手ですね(笑)。

綺麗…世界って本当に綺麗

なんとも言えないギリギリな感じでピッコロ社を飛びたったポルコとフィオ。船と接触すれすれ、橋を渡る人には水を浴びせ「立つ鳥跡を濁しまくり」な出立でしたが“じゃじゃ馬”こと、フィオの手によって生まれ変わった愛機も…

一度空へと飛べばポルコの言うことを素直にきく「良い子」になるのです!夜明け前にピッコロ社を出た二人は、見ている側としては体感的には10分もかからずに雲の上へと顔を出したように見えますが、実際にはそれ以上の時間が経過していたのかもしれません。

それは、雲の隙間から見えた朝日がまぶしいほどに機体を照らしフィオを感動させるほどの美しいイタリアの朝を連れてきたところを見ればわかるような…そんな気がしませんか?あんなに綺麗な朝日をアニメーションで再現してしまうのは、やはりジブリの凄いところ…!

マルコ、今にローストポークになっちゃうから!私イヤよ、そんなお葬式

飛行艇乗りの夫を3人も亡くしているジーナは、ポルコまでも飛行艇で失いたくないのでしょう。「あなたたち飛行艇乗りは、を桟橋の具くらいにしか考えてないんでしょ」と飛行艇乗りの性分にあきれかえっている様子。ジーナにしては珍しく、感情をあらわにして怒っていました。このジーナとの電話のシーンは紅の豚の中でも、名言や名セリフの宝庫でした。

徹夜はするな、睡眠不足はいい仕事の敵だ。美容にも良くない。

設計を任せてもらえることになり張り切るフィオは、徹夜で作業を進めます。そんなフィオに向けたポルコのセリフです。

カッコイイ!男なら一度は言ってみたいセリフですね。フィオの頑張りすぎな性格に対して、ポルコが優しくブレーキをかけています。

パートナーとしてフィオの仕事を信頼していることが伝わってきますね。「美容にも良くない」と、さらっと性としての気遣いをしてあげているところも素敵です。

意地も見栄も無い男なんて最低よ!堂々と戦いなさい!

ポルコの船を壊そうとする空賊に対してフィオの放った言葉です。フィオの堂々とした言葉は誰よりも真っすぐで、かっこ良いです。

馬鹿野郎!そういうのは一番大事な時にとっとけ!

新しい飛行艇が完成し、カーチスと再び決闘をすることになったポルコ。決闘の前夜、ポルコが人間に戻れるかもしれないと思ったフィオは、「私がキスしてみようか!」と提案します。それを聞いたポルコは、慌ててこのセリフを返しました。

お父さんと娘のようなとても可愛らしいやり取りですね。フィオのことを大切に思うポルコの気持ちが伝わってきます。

今まで冷静沈着だったポルコが、このシーンでは珍しく慌てる姿を見せます。もしかしたらこの言葉は、彼なりの照れ隠しなのかもしれません。

信じる、か…。でぇきらいな言葉だが、お前が言うと違って聞こえてくるぜ。

ポルコとカーチスの決闘では、カーチスからある条件が出されます。それは、カーチスが勝てばフィオを嫁にもらい受けるというもの。

自分の人生がかかった勝負を前に、フィオは「私はポルコを信じてる」と伝えました。それに対するポルコのセリフです。

フィオはポルコの飛行技術が誰にも負けないことを信じ、ポルコもまたフィオが最高の飛行艇を作り上げてくれたことを確信しています。ここまでに築き上げてきた二人の信頼関係を表すのに、これ以上ないほどグッとくる言葉ですね。

行きたい所はどこへでも行くさ

戦友のフェラーリンとポルコの映画館での会話。二人が見ていた映画は、ベティちゃんのようなキャラクターが登場していた飛行艇VS怪獣というような感じのアニメーションでした。たぶん、深い意味はない映画だと思います(笑)

空軍に従事していたころのポルコは「アドリア海のエース」でしたが…姿を豚に変えてからは、厄介者だと追いかけまわされる日々を送っているようで、イタリア空軍の証左となったフェラーリンはポルコの事を心配して、軍に戻れと説得していました。

国家・民族・くだらないスポンサーをしょって飛ぶしかないというフェラーリンに対し、ポルコは「俺は俺の稼ぎでしか飛ばない」といいました。1930年当時、飛行艇の黄期と呼ばれる時代がありましたが…大恐慌の足音が近づく最中、自由気ままに空を飛ぶことは難しくなっていたようですね。

なあに、軽いもんよ。

カーチスに見事勝利し、喜びのあまり抱きついて感謝の気持ちを伝えるフィオに対してポルコの言った台詞。どんなにきつく辛い状況でも余裕を無くさないポルコの姿は、感動的でした。

ここではあなたのお国より、人生がもうちょっと複雑なの

紅の豚の中盤あたりでのシーン。ジーナがプライベートな庭で本を読みながらくつろいでいる所にカーチスがやって来ました。ハリウッドで映画スターになる話や大統領になる夢を語り求婚を迫ります。しかし、ジーナはある賭けをしていました。ある人(ポルコ)が日中ジーナのいる庭に来たら、今度こそ愛するというもの。好きという気持ちだけでは一緒になれない複雑な想いがジーナとポルコの間にはあるようです。

マルコ。マルコ聞いてる?あなたもう一人のの子を不幸にする気なの?

カーチスとの戦いは長丁場となり、ついには肉弾戦となり、カーチスとポルこの殴り合いが始まります。ポルコが負ければフィオはカーチスのものとなってしまします。戦いでダウンしたポルコに対してジーナが放ったこの一言は、性ならではの芯の強さとどこか寂しさのある、印象深い一言です。

ジーナさんの賭けがどうなったかは、私たちだけのひみつ

「紅の豚」の最後のセリフ。フィオのナレーションによって、ポルコとカーチスの決闘の後日談が語られる。ジーナは、今度ポルコが昼にジーナの庭にやってきたら、ポルコを愛そうと賭けていた。その結果がどうなったかは、秘密とされる。

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