呪文”バルス”に込められた本当の意味とは?幻のエンディングって?明日誰かに話したくなる、ジブリ作品”天空の城ラピュタ”に関する都市伝説や裏話のまとめ。
【作品情報】
『天空の城ラピュタ』
・1986年8月2日公開
・興行収入11.6億円
・観客動員77万人
・前回のテレビ放送
2019年8月30日(平均視聴率14.5%)
“バルス”の語源とは?
天空の城ラピュタでは、物語の終盤に主人公のパズーとシータが一緒に唱える滅びの呪文がある。それが、「バルス」だ。
実は、このバルスは社会現象にもなっており、天空の城ラピュタの内容を知らない人でも、この呪文だけは知っている人が多いと言われている。
色々と諸説はあるが、その中でも一番信憑性が高いのが、トルコ語の「bans(バルシュ)」という言葉ではないか?というもの。
このバルシュには、「平和」という意味が込められているのだ。滅びなのに平和というのはどこか結びつかないような印象を持つかもしれない。
劇中では2人が「バルス」と唱えると、ラピュタが崩壊する。だが、それにより人々は助かるし、二人も助かった。
そしてそれから「平和」に活動を続けて欲しいという願いが、この呪文には込められているのではないか?というのが一般的な見方である。
物語の時代背景は?
1868.7と作品世界の暦による年代らしき数字が印字されている
ドーラの息子達の名前の由来は、全員フランス王
当初の設定ではシータはドーラの娘とする予定だった?
当初の設定ではシータはドーラの娘とする予定だっただけに、完成作でもドーラとシータの仲は母娘に近い。
暗号=ANGO?
軍が飛行船を呼び寄せる暗号を「ANGO」というタイトルの本で解読している
幻のエンディング!?
幻のエンディングで流れたと言われる静止画
放映時間の有効利用のために、ストーリー上関係の無いエンディングロール部分をカットしたようです。
真の幻のエンディング・・・
パズーがシータを故郷のゴンドアまで送って行くバージョンを見たという人も居るそうで、そのエンディングでは飛行石を暖炉に隠してしまうそうです。
このエンディングについては、放映された記録やキャプ画などの証拠が何も見つかっておらず、ただ人々の記憶の中にあるだけの真の幻のエンディングとなっています。
ガリヴァー旅行記?
「ラピュタ」という名称はスウィフトの『ガリヴァー旅行記』に出てくるエピソードからとったもの。
ムスカのもう一つの名前・・・
ムスカにはもう1つ名前があります。
古い秘密の名前で「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」といいます。
実はムスカもラピュタ人だったのです。
さらに「ウル」という名前があるので「王」であることもわかります。
シータの一族とムスカの一族はもともと1つの王家だったのです。
ムスカの先祖?
「ムスカ大佐」の落下シーン
ほんの一瞬なので、目を凝らして見てみてください。
シータのもう1つの名前・・・
「ウル」はラピュタ語で「王」、「トエル」は「真(まこと)」という意味である。
すなわち、シータは「ラピュタの正統なる王位継承者リュシータ王女」なのです。
こまった時のおまじない
よくチャチな漫画に登場する呪文などは逆さから読むと解読できたりするものだが、流石はジブリ!そうはいかないらしい。
飛行石とは?
飛行石そのものは作中での地中の岩などに広く含有されているが、そのままでは掘り出されて空気に触れた時点で反応を起こし、ただの石になってしまう。
かつてラピュタ人と呼ばれた者たちのみ飛行石を結晶にして、空気中でも反応を起こさない状態にする技術力を持っていたとされる。
その力を用いて天空の城「ラピュタ」が建造され、高度な科学力を持ったラピュタの民は全世界を支配したという。
宮崎駿が少年時代に熱中した絵物語『砂漠の魔王』に飛行石が登場しており、これが直接の元ネタと考えられている。
人気声優”林原めぐみ”盛りだくさん!?
こんな少しの役を、林原さんがやる時代…まだ今ほど有名でなかったのでしょう。
海賊に・・・なる?ならない!?
海外での意外な評価
日本人感覚で表すなら、チマチョゴリを着てカンフー武術を使う映画を見たような違和感なのだそうです。
幻の作品『ラーマヤナ』と『リトル・ニモ』
パズーとシータの名前は学生時代に創作していた作品からの転用。
『天空の城ラピュタ』と『ふしぎの海のナディア』は同じ話
天空の城ラピュタのストーリーは、NHKで放映されたアニメ『ふしぎの海のナディア』を作るために宮崎駿が考えた原案が元ネタ。