トーマス・エジソン、アルバート・アインシュタイン、ビル・ゲイツ、スティーヴン・キング、大隈重信、松下幸之助、本田宗一郎、稲森和夫、孫正義、原田泳幸、柳井正、澤田秀雄、岡野雅行、イチロー、秋山仁…。みんな「失敗・挫折」を乗り越えてきました。
-トーマス・エジソン
エジソンは幼いころから正規の教育を受けられないという困難に見舞われたが、図書館などで独学。新聞の売り子(販売員)として働くことでわずかなお金をコツコツと貯め自分の実験室を作った逸話などでも知られている。
成功した人物として知られているが、その一方で、それと同じくらい、あるいはそれ以上に数々の失敗・敗北を経験したことでも知られている。
わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今まで二万回したのだ(トーマス・エジソン)
それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ(トーマス・エジソン)
-アルバート・アインシュタイン
アインシュタインは大学の講義にはあまり出席せず、自分の興味ある分野だけに熱中し、物理の実験は最低の「1」、電気技術では優秀な「6」の成績をとっている。彼は教師には反抗的で、授業をよく休んだ。
一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である(アルバート・アインシュタイン)
-ビル・ゲイツ
ビル・ゲイツの最初のビジネスTraft-O-Dataの商品は全く売れず大失敗だった。
成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ。失敗にどう対処するかで会社が社員の良い発想や才能をどれだけ引き出し、変化に対応していけるかがわかる。どんな会社にも、ミスをして、それを最大限活かしたことのある人が必要だ(ビル・ゲイツ)
-スティーヴン・キング
デビュー前は極貧の生活を送っていたスティーヴン・キング、最初の小説は、30回拒絶された。
何事であれ、自分に才能があるとなれば、人は指先に血が滲み、目の球が抜け落ちそうになるまで そのことにのめり込むはずである(スティーヴン・キング)
-大隈重信
挫折に挫折を重ね、その挫折のたびごとに自己変革を遂げていき「変化する政治家」と評される大隈重信。
諸君は必ず失敗する。ずいぶん失敗する。成功があるかも知れませぬけれども、成功より失敗が多い。失敗に落胆しなさるな。失敗に打ち勝たなければならぬ。たびたび失敗すると、そこで大切な経験を得る。この経験によって、もって成功を期さなければならぬのである(大隈重信)
幾多の失敗を重ねたが、しかし恐縮はせぬ。失敗はわが師なり、失敗はわが大なる進歩の一部なり(大隈重信)
道が窮(きわま)ったかのようで他に道があるのは世の常である。時のある限り、人のある限り、道が窮るという理由はないのである(大隈重信)
-松下幸之助
松下電器産業の創業者松下幸之助は、極貧の環境から一代にして巨大企業を築き上げた伝説的人物。
失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続けたら、それは成功になる(松下幸之助)
失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います(松下幸之助)
-本田宗一郎
学校の成績はからっきしで、甲乙丙の丙ばかりだった本田宗一郎。若き日に、トヨタ自動車の下請けとして大きな挫折を味わう。製品が不良品ばかりで、トヨタが合格を出したのは1000個につき僅か3個だった。
私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎない。99%は失敗の連続であった。そして、その実を結んだ1%の成功が現在の私である(本田宗一郎)
わたしの現在が成功というのなら、わたしの過去はみんな失敗が土台作りをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である(本田宗一郎)
失敗が人間を成長させると私は考えている。失敗のない人なんて本当に気の毒に思う(本田宗一郎)
チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ(本田宗一郎)
私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある。私の仕事は失敗の連続であった(本田宗一郎)
-稲森和夫
若き日の稲盛は挫折に次ぐ挫折の日々を送っている。中学受験に2度失敗、仕方なく行った国民学校高等部では結核を患う。九死に一生は得たものの、大阪大学医学部の受験にも落ち、鹿児島大学工学部に入った。だが、就職でも希望した企業にはすべて断られ、恩師の紹介でやっと入社した会社は赤字が続き、給料遅配やボーナスなしが当たり前。一緒に入社した大卒者4人は直ぐに辞めた。
稲盛は「幼いころから今日までずっと、自分は運に恵まれない人間であると、妙な自信を持っている」と語る。
世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。諦めた時が失敗である(稲盛和夫)
あまりのひたむきさに神様が哀れに思い、かわいそうだから注文をあげよう、と思われるくらい努力するしかない(稲盛和夫)
-孫正義
「そもそも私は経営者としてこれ以上ないくらい失敗を繰り返してきています。まさにおびただしい数の傷を脛(すね)にもっているわけで、だから新規事業に失敗した社員のことも無暗(むやみ)には怒れないんです。」
うまくいかなくてもやったことは、全部将来の自分のプラスになります(孫正義)
-原田泳幸
日本アップル社長としてスティーブ・ジョブズに相まみえ、深い敗北感を味わったという。
僕は成功の10倍は失敗している(原田泳幸)
-柳井正
スーパーのジャスコ(現・イオン)にコネで入社するが9ヶ月で辞表を出す。その後は友人の家に転がり込み、「一生、仕事なんてしたくないな」と考えながらの日々を過ごす。
見かねた父親から「戻ってこい」のひと言で、親の経営する会社に入社。責任者になるが、7人だった部下が次々と会社を辞めることになってしまい、最終的に1人しか残らなかった。
失敗は必要なのです。むしろできるだけ早く、失敗するほうがいいでしょう。小さな失敗を積み重ねることによって、成功が見えてきます(柳井正)
-澤田秀雄
「格安航空券の販売を始めたものの、お客様は週に数人だけ。しかも、小さなオフィスに、スタッフは20代の二人だけですから、なかなか買ってもらえません。そんな日々が、半年ほど続きました。資金も徐々になくなり、何度も辞めようと思いましたが、本で出会った「継続は力なり」「石の上にも三年」という言葉に励まされ、なんとか耐えていました。」
9回失敗しても、10回目で成功すればいい。起業家・経営者にはそれくらいの気高さが必要です。絶対に途中で投げ出してはいけません(澤田秀雄)
-岡野雅行
痛くない注射針、「ナノパス33」は仕事を引き受けた後、完成までに4年程の歳月をかけた。
仕事っていうのは、成功するまでは失敗の連続なんだよ。失敗するのが嫌だなんていっていたら、成功なんてあるわけがない(岡野雅行)
-イチロー
甲子園2度の出場はいずれも初戦敗退。
何かをしようとした時、失敗を恐れないで、やってください。失敗して負けてしまったら、その理由を考えて反省してください。必ず、将来の役に立つと思います。(イチロー)
-秋山仁
中学受験、高校受験、大学受験と全敗。大学受験では東京理科大学・二部に補欠合格。上智大学大学院でも成績が悪く、指導教授に論文を捨てられ推薦状も貰えず就職ができないことに。
ミシガン大学への留学のため論文を送るが水準が低く使い物にならないと却下。その後、ミシガン大学に留学するも、挑んでいた難問の解決で他の人に先を越され失意の中帰国。
努力は報われず正義は滅びる。されど挑戦の日々(秋山仁)