「給与明細 ネオニート矢野さん！月収20万円を稼ぐ訳」(2005年5月1日、8日放送)のテキスト起こし
動画
http://video.google.com/videoplay?docid=-9215710883651694491#
動画(ショートバージョン)
http://www.youtube.com/watch?v=7I9E4ZqlyzU
お金哲学と父の影響
ナレーション： ところで、自ら「お金への執着が強い」というネオニート矢野さん。 働かずに稼ぐ矢野さんのお金哲学には、遺産を残してくれた亡き父の影響が大きいという。 その哲学とは。
記者： お父さんとかどうです。 今思うと嫌いな方でした？
矢野： やっぱりすごい人ですね。 だって、企業して成功する人間って言ったら、1500分の1らしいんですよ。 1500分の1になってるんですからね。 俺はこの人のようには、とてもじゃないけどなれはしない。 人格的にも、仕事の面でも、真面目さでも、誠実さでも。 もうありとあらやゆる面において、こんな立派な人間にはなれない。 とても人格者でしたから、うちの父親は。
ナレーション： 企業して成功する確率は1500分の1。 一代で財をなした父に対して、尊敬する一方、自分にはお金にまつわる違う才能があるという。
矢野： 逆にいえば、あまりに父親というのは立派な人間だったから、 父親よりも金持ちにはなれるかもしれない、 というのはあったんですよ。
記者： それは、どういうことですか？
矢野： あのね、父親という人間は、やっぱ人格的に・・人格者なんですよね。 人格者の常として、金に対する執着がない人なんですよ、 商人だったんですけど。 何がなんでも、どんな手段をつかってでも、金を儲けさえすればいいという人間じゃ全くありませんでしたから。 金に対する執着が、私から見ればない人間で、もう人にも簡単に騙されてましたし。 もう、人に騙されるのを見るって、 実際に個の目で見るっていうのは、１件や２件じゃないですからね。 もう実際に見てきましたから、 父親が騙されてるってのを。
ナレーション： 人格者である父には絶対にかなわない。 その代わり、父よりも財を成す自信がある。 そんなネオニート矢野さんが株の世界に入ったのは、自然な流れかもしれない。
友人の感想
ナレーション： ネットサークルのＴシャツに興奮する矢野さん。 そして、片岡さんに矢野さんのことを聞いてみた。
記者： 普段の矢野さん、 どんな感じの方ですか
片岡： 普段って、 今日取材されたままじゃないですか。 昔から、 本質的なところは 変わってないですね。
記者： どういうお子さんだったんですか？
片岡： ただ今はだいぶ丸くはなってきたるんですけど。 子供のころは、周りの女は全て敵だって感じでした。
記者： 定職についてるわけじゃない、 そういう生き方って
片岡： 定職を持たないってことをニートと定義づけるとそうですね。
記者： 矢野さんの生き方って肯定できるんですかね？
片岡： 別に否定はしないですね まぁ、全肯定するつもりはないですけど。 ただ、 ちゃんとお金もそれなりに、ちゃんと稼げてるし。 まぁ、そこで失敗するかどうかは、この先は分からないですけど。 けどそれは、普通に働いてたって一緒じゃないですか。 企業に勤めて ねぇ、 それで潰れないから大丈夫って 思ったってねぇ。
ナレーション： 先行き不透明なこの時代。 企業に就職しようが、株で生活しようがリスクは同じ。 ニートという社会現象ではくくれない。 矢野さん流の生き方がそこにはある。
楽しいですか？
記者： どうですか、今、毎日は楽しいですか？
矢野： 楽しいですよ ええ そりゃぁねぇ、 自分の好きなようにやれせていただいてるわけですから、 おかげさまで。 本当に自分のいいようにやらせてもらってるわけですから、 この人生が何か辛いとか何とか言ってたら、 とんでもない話ですよね。 はははは。
ナレーション： 就職できず、やむをえず、父の遺産で株式投資で生活する矢野さん。 あなたは、この生活をどう思いますか？
