治験バイトのメリット・デメリットは？

治験バイトのメリット

治験バイトのメリットについて説明します。高額な協力費が魅力(みりょく)の治験バイトですが、それ以外にも他のバイトには無いメリットがあります。

報酬が高い！

治験を知る一番のきっかけになるのが、この高額報酬(こうがくほうしゅう)ではない
でしょうか。治験は有償(ゆうしょう)ボランティアであり、高額な協力費が支払(しはら)われます。

治験の種類によりその価格は様々(さまざま)ですが、相場は通院タイプの治験と入院タイプの治験に分け、大凡以下(おおよそいか)の様になります。

また、上記とは別に交通費（事前検査費用）も別途支給(べっとしきゅう)されます。事前検査費用の相場は3,000～5,000円となっており、お金を貰(もら)いつつ健康診断出来(けんこうしんだんでき)る形になるので、非常にお得です。

逆に医療機関(いりょうきかん)の場所が遠い場合は、交通費から足が出る場合もある為注意(ためちゅうい)しましょう。

入院の場合、協力費が多くなっているのは、強い薬を使うからではなく、被験者(ひけんしゃ)の拘束時間(こうそくじかん)が長い為(ため)です。一概(いちがい)に入院タイプの方が身体の負担(ふたん)が大きいとは言えないので、その点は注意しましょう。

また、協力費には一切税金がかかりません。負担軽減費(ふたんけいげんひ)という名目で頂(いただ)く為(ため)、このような扱(あつか)いになっています。

しかし、１点注意することとして、治験協力費は雑所得に分類される為(ため)、20万円を超(こ)える収入(しゅうにゅう)を得た場合は、確定申告が必要となります。

協力費については、最終日に現金で貰(もら)える場合と、銀行口座(ぎんこうこうざ)に振(ふ)り込(こ)まれる場合の2種類あります。私(わたし)は現金でしか貰(もら)った事がないのですが、約1ヶ月の入院で50万円ほど謝礼を頂(いただ)きました。

入院中の生活は楽ちん！

治験中の生活は、自由時間がほとんどで、読書に励(はげ)んだり、勉強を出来たりします。病院外に外出する事は当然禁じられてい
ますが、それ以外の大きな制約はありませんでした。

また、栄養のある食事が3食出て、規則正しい生活を送る事になるので、私(わたし)の場合、治験終了後(ちけんしゅうりょうご)には治験前より健康になっていました。

通院治験の場合は、協力費は少ないですが更(さら)に負担(ふたん)が少なく、1日決められた量のサプリメントや薬を飲み、1週間に一度通院するだけとなります。

規則正しい生活できる！

就寝時刻及(しゅうしんじこくおよ)び起床時刻(きしょうじこく)が定められている場合が多く、非常に規則正しい生活を送ることが出来、生活リズムが整います。私(わたし)の場合、消灯時間がやや早すぎると感じましたが、生活を正すという面から見ればメリットの為(ため)、本項(ほんこう)に記載(きさい)しました。

夜型の生活に慣れてしまっている人は、集団生活で、是非生活(ぜひせいかつ)リズムを取り戻(もど)してみましょう。起床(きしょう)した時に日が昇(のぼ)るのは、悪くない気分ですよ！

無料で健康診断が受けれる！

治験を行う際には、必ず事前検診(じぜんけんしん)を行います。検診(けんしん)の為(ため)の交通費なども支給されるので、無償(むしょう)にて健康診断(けんこうしんだん)が出来る事になります。

自身の身体にちょっと不安がある人や、今の体調を確認(かくにん)したい方は、利用する事をおすすめします。

健康診断(けんこうしんだん)の内容は採血・採尿(さいにょう)・体重測定・血圧脈拍測定(けつあつみゃくはくそくてい)・運動機能テストなど治験バイトの種類により様々(さまざま)なので、詳細内容(しょうさいないよう)を知りたい方は治験サイトの登録をおすすめします。

但(ただ)し、通常の健康診断(けんこうしんだん)の様に検査結果を紙でくれる病院は少ないので、その点は注意しましょう。

サプリメントの治験は簡単！

治験は薬剤(やくざい)の効果を確認(かくにん)する試験だけではありません。 健康食品やサプリメントの服用試験も治験に含(ふく)まれます。

その為(ため)、どうしても新薬の副作用が気になってしまう方は、サプリメントの治験をおすすめします。

コレステロール値(あたい)が気になる方や、便秘(べんぴ)が気になる方など生活習慣病が気になっている方は、治療(ちりょう)しながらお金が貰(もら)えます。

また、 健康体の方でも参加できるサプリメントの治験は沢山(たくさん)ありますので、一度治験サイトに登録してみて、モニター募集(ぼしゅう)を参考にして下さい。

治験バイトの危険性(きけんせい)（デメリット）

メリットの裏(うら)には当然デメリットも存在(そんざい)します。私(わたし)が治験バイトを通して感じたデメリットについて、本項目(ほんこうもく)では記載(きさい)します。

副作用の危険性(きけんせい)

これが一番のデメリットになります。健康用品やサプリメントではそれほど大きな副作用は出ませんが、新薬の検証であれば本当に稀(まれ)に副作用が出る事があります。

医師がすぐ近くにいる環境下(かんきょうか)で、慎重(しんちょう)に行われますので重篤(じゅうとく)な症状(しょうじょう)が出る事はまずないですが、薬は人によって効き目が様々(さまざま)なので、副作用が出る人と出ない人がいることもまた事実です。

副作用が出た場合は、製薬会社から保証もでますので、金銭面について心配する事はありません。入院する事があったとしても、医療手当(いりょうてあて)が支給され、働けなくなった場合は休業補償金(きゅうぎょうほしょうきん)が支給されます。

どうしても心配な方は上記したように、サプリメントの治験もしくはジェネリック医薬品の治験をおすすめします。

採血がほぼ毎日ある

これは人によっては大きなデメリットです。私(わたし)が参加した治験で注射(ちゅうしゃ)に耐(た)えきれずリタイアした人がいました。現実的には副作用の危険性(きけんせい)よりも、こちらの注射(ちゅうしゃ)の回数の方が致命的(ちめいてき)な場合が多いです。

私(わたし)は注射(ちゅうしゃ)に関しては特に問題ないですが、血を見ただけで倒(たお)れてしまう人もいますので、そのような方は治験の参加は難(むずか)しいでしょう。

また、採血時の注射(ちゅうしゃ)の痛(いた)みについてですが、看護師(かんごし)の熟練度(じゅくれんど)に依存(いぞん)する部分が大きい為(ため)、運の要素が強いです。

入院中の制限（煙草(たばこ)・携帯(けいたい)）

施設(しせつ)や治験内容にもよりますが、基本的に入院中は携帯(けいたい)の使用は制限されていて、限られた時間しか使う事が出来ません。

また治験中は喫煙(きつえん)も禁止されているので、喫煙者(きつえんしゃ)の方にとっては少し厳(きび)しいかもしれません。

逆に、これを機に禁煙(きんえん)を始める方もいらっしゃるので、一概(いちがい)にデメリットとは言えませんが、行動が制限されるという点から、こちらに記載(きさい)しました。

治験の種類や、入院する医療機関(いりょうきかん)によっては、特に制限されない場合もあるので、気になる方は問い合わせてみましょう。

食事の制限

治験の種類によっては、食事が制限されたり、薬を服用する日には朝食を抜(ぬ)かれたりする場合があります。

また、治験を受ける医療機関(いりょうきかん)にも依(よ)りますが、被験者(ひけんしゃ)への食事代をかなり安価に抑(おさ)える病院も存在(そんざい)し、入院中は貧相な食事しか出来ない場合もあります。

上記については入院後でしか分からない不確定要素の一部なので、今回はデメリットとして記載(きさい)しました。

外出の禁止

上述した様に、入院中の生活は楽ですが、治験中の外出は禁止されて言います。私(わたし)の場合、手元にPCやスマホ、ゲーム機があれば苦ではないのですが、外に出れない事を苦痛(くつう)に感じる方にとっては、大きなデメリットです。

長期の治験の場合であれば、散歩などの外出を許可されるようですが、基本的には病院外に出る事は出来ないと考えていた方が良いでしょう。

その為(ため)、長い自由時間を有意義に過ごす為(ため)に、必ず暇(ひま)つぶし出来るアイテムを持参しましょう。

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