なんでゲーム龍が如くの
名前の由来
おしえてください
『龍が如く』というタイトルについて、龍大全という10周年記念本の中で総合監督の名越稔洋さんが下記のように語っています。(長文ですいません)
『龍が如く』というタイトルにまつわる、ちょっとおもしろい話があります。 このタイトルってじつは俺のアイディアではないんですよ。いくつかの候補の中にあったものだったんですが、最終的には俺が正式タイトルを考えようと思っていたんです。 けれど・・・妙案が思い浮かばない。試しにこの案で文字を配置してみたら、『龍が如く』は字面がすごくカッコよかった。「如く」なんていう、いまどき言わない言葉のパンチも効いている。俺自身も本当にギリギリまで考えたんですが、最終的に『龍が如く』を超えるアイディアは出せなかった。 ただ、いざ進めて行ったら、「日本語的には”龍の如し”じゃないとおかしいですよ」って言われたんです。「確かにそうか」と思って書き直してみたんですけど、どうも字面がカッコよくない。「が」の濁音の響きとか、「く」の直線が重なる強さを考えると、もう圧倒的に『龍が如く』だったんです。そこで「周りにバカだと思われてもいい、『龍が如く』で行け!」と言って、そのままにしました。 最初のころは取材でインタビュアーさんに「個人的に思うんですけど、『龍が如く』って日本語的におかしくないですか?」とか、しょっちゅう言われました。でも、10年経ったいまでは、”○○が如く”という言葉をふつうに使う人も出てきた。そういう状況になったとき、「勝ったな」と思いましたね。「正しい日本語かどうかより、カッコイイを優先してよかった」って。もちろん結果論なんですけどね。こういった話を引き合いに出して、『龍が如く』のような正しくない企画の通しかたやタイトル名の選びかたを正当化するわけじゃないですが、「成功っていうものは、必ずしも正しさの積み重ねではない」と、いまでも思います。
『龍が如く』というタイトルについて、龍大全という10周年記念本の中で総合監督の名越稔洋さんが下記のように語っています。(長文ですいません)
『龍が如く』というタイトルにまつわる、ちょっとおもしろい話があります。
このタイトルってじつは俺のアイディアではないんですよ。いくつかの候補の中にあったものだったんですが、最終的には俺が正式タイトルを考えようと思っていたんです。
けれど・・・妙案が思い浮かばない。試しにこの案で文字を配置してみたら、『龍が如く』は字面がすごくカッコよかった。「如く」なんていう、いまどき言わない言葉のパンチも効いている。俺自身も本当にギリギリまで考えたんですが、最終的に『龍が如く』を超えるアイディアは出せなかった。
ただ、いざ進めて行ったら、「日本語的には”龍の如し”じゃないとおかしいですよ」って言われたんです。「確かにそうか」と思って書き直してみたんですけど、どうも字面がカッコよくない。「が」の濁音の響きとか、「く」の直線が重なる強さを考えると、もう圧倒的に『龍が如く』だったんです。そこで「周りにバカだと思われてもいい、『龍が如く』で行け!」と言って、そのままにしました。
最初のころは取材でインタビュアーさんに「個人的に思うんですけど、『龍が如く』って日本語的におかしくないですか?」とか、しょっちゅう言われました。でも、10年経ったいまでは、”○○が如く”という言葉をふつうに使う人も出てきた。そういう状況になったとき、「勝ったな」と思いましたね。「正しい日本語かどうかより、カッコイイを優先してよかった」って。もちろん結果論なんですけどね。こういった話を引き合いに出して、『龍が如く』のような正しくない企画の通しかたやタイトル名の選びかたを正当化するわけじゃないですが、「成功っていうものは、必ずしも正しさの積み重ねではない」と、いまでも思います。