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好きな作家は誰ですか?

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好きな作家は誰ですか?

  1. 匿名 より:

    好きな作家(小説家)は、アルベール・カミュ、ドストエフスキー、トルストイ、ゲーテ、コナン・ドイル、フレドリック・ブラウン、レイ・ブラッドベリ、J・G・バラード、P・K・ディック、ウィリアム・アイリッシュ、幸田露伴、夏目漱石、森鷗外、国木田独歩、泉鏡花、中島敦、石川淳、下村湖人、幸田文、山本周五郎、海音寺潮五郎、山田風太郎、辻邦生、丸山健二、陳舜臣、山田正紀、夢枕獏、宮城谷昌光、黒岩重吾、杉本苑子、永井路子、高橋直樹、京極夏彦など。

    何人かについてコメントします。

    ■アルベール・カミュ
    太陽、死、不条理、絶望、等価性、誠実、反抗。簡潔な文章。鮮烈な印象。名状しがたい不思議な感動。カミュとの出会いは私には衝撃だった。よくも悪くもニヒリズムの洗礼を受け、私は数年間、死んだように生きた。しかし、そこから新しく見えてくるものがあった。作品は『異邦人』『シーシュポスの神話』『誤解』『カリギュラ』『ペスト』『反抗的人間』『転落』『最初の人間』など。

    ■ウィリアム・アイリッシュ
    「サスペンスの詩人」と呼ばれる推理作家。とくに『幻の女』は孤独感と哀切な雰囲気が漂う名作。読了後に、あらめて最初の場面(「幻の女」との出会い)を思い起こすと胸がしめつけられる。長篇『暁の死線』も息詰まるような傑作だし、短篇にもサスペンスの佳作が多い。

    ⬛フレドリック・ブラウン
    ブラウンのSFファンタジーは最高に楽しい。ページをめくるやいなや、驚異と幸福に満ちた時間が到来する。長編は『発狂した宇宙』『火星人ゴーホーム』『天の光はすべて星』『73光年の妖怪』、
    短編集は『未来世界から来た男』『スポンサーから一言』『宇宙をぼくの手の上に』『天使と宇宙船』など。

    ⬛レイ・ブラッドベリ
    SFの叙情詩人。怪奇と郷愁を詩的な文章で綴る。タイトルも秀逸。長編では『何かが道をやってくる』『火星年代記』『華氏451度』、
    短編集では『太陽の黄金の林檎』『ウは宇宙船のウ』『10月はたそがれの国』など。

    ⬛フィリップ・K・ディック
    SF作家。過酷な現実社会、現実と見分けのつかない悪夢、そしてかすかな救いと涙を描く。作品は『ユービック』『流れよわが涙、と警官は言った』『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『火星のタイムスリップ』『宇宙の眼(虚空の眼)』『スキャナー・ダークリー(暗闇のスキャナー)』『高い城の男』など。

    ■京極夏彦
    推理作家、妖怪研究家。百鬼夜行シリーズの『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』『狂骨の夢』『鉄鼠の檻』『絡新婦の理』はどれも分厚いけれど、一気読みさせられる面白さ! リンク先も見てください。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11145117661

    ⬛辻邦生
    絶望と再生と喜びの真摯な物語。文章も描写される情景も堪らなく美しい。どの作品も作者の実存をかけた苦闘の結晶。リンク先では、長篇の『光の大地』『安土往還記』『夏の砦』『西行花伝』、短篇集の『辻邦生 全短篇』『ある生涯の七つの場所』を紹介。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q13172195753

    ■夏目漱石
    執筆時期によって作風がかなり異なる。たとえば、初期の『坊っちゃん』は娯楽性が強く明るい雰囲気の作品で、リズミカルな勢いのある文体が魅力的。しかし、後期には暗く重い作品が多くなり、たとえば『行人』
    は「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの三つのものしかない」と言って苦悩し絶望する知識人が主人公。リンク先も参照してください。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10135114885

    ■森鷗外
    簡潔で抑制のきいた文章の格調の高さは近代日本文学の最高峰。作品は『高瀬舟』『山椒大夫』『最後の一句』『寒山拾得』『舞姫』『雁』『阿部一族』『渋江抽斎』など。

    ■幸田露伴
    森鴎外、夏目漱石と並ぶ明治の文豪のひとり。格調高く爽やかで慈味ゆたかな文章は何度も読み返したくなる。『観画談』『幻談』『太郎坊』『連環記』『五重塔』『運命』『潮待ち草』『努力論』など。

    ■泉鏡花
    怪異と妖美を描いた作品が多い。繊細で個性的な美文。『高野聖』『外科室』『春昼・春昼後刻』『草迷宮』『眉かくしの霊』など。

    ■国木田独歩
    代表作『武蔵野』の自然描写がすばらしい。胸をしめつけるような哀切な感じの美しい短篇が多い。『忘れえぬ人々』『春の鳥』『運命論者』『牛肉と馬鈴薯』『空知川の岸辺』など。

    ⬛中島敦
    劇的な物語の中で、身につまされるような苦悩、呻き、後悔、憧れ、誇りなどを漢文調の格調のある文体で真摯に、鮮やかに描き出す。『李陵』『弟子』『山月記』『名人伝』『悟浄出世』『悟浄歎異』『文字禍』
    など。

    ■石川淳
    文章の流れに淀みなく、日本語の伝統に深く根ざした語彙を自在に駆使し、物語は思いもよらぬ、訳のわからぬ方向へと無政府的に展開する。思考の束縛を解き放つような、不思議な面白さがある。作品は『紫苑物語』『前身』『八幡縁起』『六道遊行』『荒魂』『狂風記』など。

    ■丸山健二
    緊迫感と美しさが調和した、解像度の高い“詩小説”がすばらしい。作品は『夏の流れ』『夜釣り』『水の家族』『野に降る星』『争いの樹の下で』『ぶっぽうそうの夜』など。

    ■下村湖人
    小説は長篇『次郎物語』と短篇集『論語物語』の二作品のみ。作品に流れる「大いなるもの」への志向が魂を揺さぶる。苦境や挫折に陥ったときに、私は湖人の小説のいくつかの場面が「大いなるもの」という言葉とともに甦ってきて、何があっても負けまいという気持ちになる。

    ⬛山本周五郎
    時代小説家。時代小説が陥りがちな薄っぺらな義理人情を突き破り、普遍的で根源的な価値を追求した。どの作品を読んでも目頭が熱くなり、励まされる。短篇集では『松風の門』『おごそかな渇き』『小説 日本婦道記』『日日平安』『人情裏長屋』など多数、長篇では『虚空遍歴』『ながい坂』『樅ノ木は残った』など。

    ⬛山田風太郎
    明治ものと忍法帖は傑作揃い。血わき肉おどる極上の娯楽作品。哀切感と無常感もあり、数年後には読み返したくなるような深みもある。明治ものでは『警視庁草紙』『明治波濤歌』『明治バベルの塔』『地の果ての獄』『ラスプーチンが来た』など。忍法帖では『柳生忍法帖』『魔界転生』など。

    ⬛永井路子
    切れ味の鋭い歴史小説の傑作が多数。サスペンスに富み、隅々まで面白い。ハズレがない。さまざまな時代を描いており、日本史への興味が増す。作品は、『美貌の女帝』『氷輪』『王朝序曲』『この世をば』『絵巻』『炎環』『北条政子』『山霧』『姫の戦国』『乱紋』など。

    ■高橋直樹
    歴史小説家。まずおすすめしたいのが『平将門』。将門の暗い情熱と覚悟と死闘を端整な文体で描く。個人戦はアクション映画を見るような手に汗握るシーンの連続。合戦は大スペクタクルでありながら細部まで明晰で緻密。しかも戦いの中で将門たちの感情がごうごうと渦巻くのが伝わり胸を打つ。まさに圧倒的な迫力。ほかに、『鎌倉擾乱』『天魔信長』『悪党重源』『虚空伝説』などもおすすめ。

  2. 匿名 より:

    沢山挙げてくれてありがとうございます。
    丸山健二さんを理解できるのは少数でしょうね。
    作庭が趣味というか、プロ庭師。
    皆さんありがとうございました。

  3. 匿名 より:

    北方謙三先生。

    水滸伝最高ですよ!

  4. 匿名 より:

    夢枕獏さん

  5. 匿名 より:

    浅田次郎
    重松清
    乃南アサ
    宮部みゆき
    小池真理子

  6. 匿名 より:

    自分自身です。

    自分は自分の人生の作家ですから。

    それには、どんな作家も、構いますまい。

  7. 匿名 より:

    ヘルマン・ヘッセ♡

    「車輪の下」から「魔術師の略伝」まで、ありとあらゆる作品を読み漁った。
    一番好きな作品は「荒野の狼」です。

    どうか、読んでみて☆



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