最近のポケモン映画は年齢層下げたんですかね？ 今のポケモン映画はそこまで感動しません、はっきり…

『劇場版ポケットモンスターミュウツーの逆襲』
『ポケットモンスターミュウツー!我ハココニ在リ-MEWTWO SAGA-』
『劇場版ポケットモンスター幻のポケモンルギア爆誕』
『劇場版ポケットモンスター結晶塔の帝王ENTEI』
は首藤 剛志という方が脚本を勤めており、彼の影響もあってかブラック面が色濃く現れています。(『劇場版ポケットモンスター結晶塔の帝王ENTEI』のみ園田 英樹氏との共作)
首藤 剛志氏はアニメ版の小説化も行っており、アニメ版で語られていない裏設定等を活かして執筆されていました。(絶筆作品)
アニメ版本編のシリーズ構成(158話で降板)と各話の脚本(245話で降板)を手掛けており、ロケット団の前口上を生み出したのも首藤 剛志氏です。
『ポケットモンスター』では以降のシリーズでは見られない独特な言い回しも特徴的で、歴代シリーズでも初期が好まれるのは彼の影響力が強かったのかと思われます。(ニコニコ動画にて首藤 剛志氏の独特な台詞を纏めた動画が投稿されています)
首藤 剛志氏は2010年にお亡くなりになられており、アニメ版への復帰は不可能となっています。
現在はやはりメインターゲットの少年・少女に第一に楽しんで頂ける努力はしていると思います。
長期シリーズ故にマンネリ化も仕方がない点もあると思います。
ロケット団の毎週登場に伴うマンネリを回避する打開策として、『ポケットモンスターベストウイッシュ』ではロケット団の立ち位置を本来ならば一時的に変更する等、幅広い年齢層に受け入れられるようにする努力はしていると個人的には思います。
『ポケットモンスターXY』ではサトシの実力的成長や作画面で枚数を大幅に増加する等、アニメ製作においても制限を外して努力しているように見えます。

高校1年でここまで書けるとは…ポケモンへの愛が伝わってきますね。では僭越ながらオジサンの長意見を述べさせて頂きます。

以前も知恵袋で話したのですが、今のポケモン映画は主役がポケモンになってしまいサトシ一行が脇役になっているということです。これもつまらなく感じる要因の一つかと。ケルディオは特に顕著かな。かっこいいサトシを描いてくれればそれなりに面白くなると思います(少年冒険活劇を唱うルギアやAG映画は好きです、私的に)

ですがケルディオも見方によっては評価できる作品だと思います。2012年公開ということもあり、映画の企画自体は震災後の暗いムードの中始まったと思います。世間では人々の「絆」の重要性が見直される時期でもありました。そういった中、ケルディオは友情や勇気といったテーマをシンプルに表現されていたかと。(既に勇気も友情も人一倍のサトシを描いたとしても効果を期待できない)

ゲノセクトに関しては…ゲノセクトというポケモンの設定がそもそもダメだったのかと。脚本組み立てるにしてもどうしても「ミュウツーの逆襲」を意識しなければならない。それにゲーム側(XY)のプロパガンダ圧力もあっただろうし…。そういった中での不幸な作品という認識をしています。

ディアンシーは知らん(笑)

個人的な昨今のポケモン映画への要望としては「痛み」に向き合ってほしいです。他の方がおっしゃってますが首藤さんは(というか以前のポケモン？)そういうブラックが上手かったのかな。或いは脚本家よりも、「痛み」を描けない風潮に問題があるのかもしれません。「痛み」を明確に描くからこそ真の感動が生まれるのかと思います。