大学生なのですが語彙力に乏しいので、こんな本を読んだらいいっていう本があったら教えてください。 2022/9/24 本 🔊 AI音声で読み上げ 大学生なのですが語彙力に乏しいので、こんな本を読んだらいいっていう本があったら教えてください。
文学の名作を読むのをお勧めします。明治の文豪(漱石・鴎外・露伴など)の作品はとりわけ語彙が豊富です。親切な注釈(語注)のついている本を選ぶといいでしょう。
■夏目漱石。全作品必読ですが、まずは『坊ちゃん』。楽しく勢いのある作品です。次いで『三四郎』『それから』『門』『彼岸過迄』『行人』『こころ』『明暗』。後期になるにつれて内容は次第に深刻になりますが、文章は逆に平易になります。初期の『吾輩は猫である』や『草枕』は語彙がやや難しく、後回しにしたほうがいいかも。でも初期作品の生き生きした感じは素晴らしい。
■森鴎外。まず『最後の一句』『高瀬舟』『山椒大夫』などが読みやすい。次いで『舞姫』などの文語体小説や歴史小説の傑作『阿部一族』『渋江抽斎』へ。抑制のきいた文体の格調の高さは最高です。
■幸田露伴。まず『観画談』『太郎坊』『幻談』『雪たたき』『連環記』などが口語体で読みやすい。国語力・漢文力に自信がついてきたら、主著『五重塔』『運命』へ。でも『運命』は大変ですよ。露伴の随筆もお勧めします。入門書としては『露伴随筆「潮待ち草」を読む』(注釈が豊富)。
ほかにも国内外の文学の名作をどうぞ!
海外文学
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1462905429
日本文学
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1064666215
社会科学・歴史・哲学・思想などの本も興味のあるものからどうぞ!
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1253107807