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13日午後、東京・秋葉原のカードショップ「Bee本舗 秋葉原店」を訪ねました。
カードショップの来店客
「2か月くらい前までは(自分のカードは)27万円くらいだった。それが今は78万円とかで。200万円買い取りが、今は900万円買い取りとか、全然あるんで」
話しているのは「ポケモンカード」についてです。一般販売価格はカード5枚で200円程度ですが…
カードショップ店員
「去年の9月10月あたりから結構高騰が始まって、ここ最近3か月、2か月くらいで一気にガッと上がった印象がある」
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ポケモンカードは1996年に販売を開始し、全世界でこれまでに529億枚以上を製造。人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクターを、カードで対戦させるゲームです。
しかし、来店客の男性に聞いてみると…
――対戦はする?
来店客
「いや、プレイ(対戦)はしていないです。好きなカードを集めていたり」
コレクションとしての需要も高まっているといいます。
――総額2万円(の買い取り)?
来店客
「4枚で2万円ですからね」
人気のポケモンや“レア”なものは、高値で取り引きされるようになり、1枚数百万円の値段がつくものもあります。
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こうしたことを背景に、“事件”も起きています。
捜査関係者によると、都内ではことし4月以降だけでもポケモンカードを狙った窃盗などの事件が4件発生。被害額は少なくとも460万円(被害店舗の販売価格)にのぼります。このうちの1件に関わったとして、沖縄県に住む大森正樹容疑者(35)が窃盗の疑いで逮捕されました。
警視庁によると大森容疑者はことし4月、秋葉原のカードショップに侵入し、ポケモンカード約1500枚(被害店舗の販売価格は約115万円)を盗んだ疑いがもたれています。
大森容疑者は「ギャンブル等で生活費に困ってやった。Twitter上で求人に応募して指示を受けてやった」と容疑を認めていて、闇バイトに応募し犯行に及んだとみられています。
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窃盗事件まで巻き起こすカードの“争奪戦”に、株式会社ポケモンは13日「転売等の営利を目的とした商品購入を固くお断りしております」とする注意喚起を公表。今後、受注販売に切り替えることも明らかにしました。
カードを売った男性もこう話します。
来店客
「窃盗が起きたりとか、問題が起きたりとか、子どもが買えないとか、そういう問題は尽きないですけど、子どもから大人まで愛されているポケモンカードですので、楽しく平和にいきたいですけどね」
(2023年6月13日放送「news zero」より)
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