電子書籍 定跡裏街道~角交換振り飛車 の変化について
アマチュアの方が書かれたユニークな電子書籍 角交換振り飛車の変化について質問します。
http://shogi.iku4.com/
局面図は、門倉流で後手が△2八飛と打ったところです。
解説では、これで後手が十分となっています。
そこから数手進んだ局面を考えると本当に後手が良いのだろうかと思えてきました。むしろ先手を持ちたいくらいかなと思います。
局面図以降 ▲1一馬△2九飛成▲4四馬△1九飛成と進むのがほぼ必然的です。
ここで▲5九銀と引いておけば先手陣は相当固く2筋からの歩の垂らしよりも先手からの▲5六香とかの攻めのほうが早そうに思います。
局面図本当に後手十分でしょうか?
著者ですが、以下のページに回答を書きました。
http://shogi.iku4.com/Entry/9/
要点だけここにも書いておきます。
1. 図が後手十分という見解は肩入れし過ぎ
2. ただし図に至る手順でより良い手順があり、難解だが後手持ちたいが現在の見解
ご回答くださったみなさま。そして著者の松田さんご丁寧なご回答ありがとうございました。大変参考になりました。ありがとうございました。
私も質問者様と同じく、先手のほうが指しやすい局面だと思いました。手番、駒の損得、駒の働きのどれをとっても先手良しだと思います。玉の堅さについては馬がいなくなると△66桂や香の筋が生じる弱点がありますので金銀4枚あっても互角でしょうか。
僕も後手が悪いと思います。先手が勝勢にすら見えますね。
実際には66桂馬を狙う為に香車取らずに馬を退かす展開を作りたいですが先手が75桂86香の筋があるので後手大変ですかね?
この局面を激指11で解析すると、すでに先手有利とみなしています。
さらに△1九飛成と進んだ局面でも、依然、先手有利と判断しています。
後手十分どころか、すでに先手有利なのではないでしょうか。
蛇足ですが、△1九飛成に対して、先手の最善手はと言うと、
激指11は▲7七金を推奨しています。う~む、ホントか?(-_-;