Fateのアルトリアって名君ですか？

あの時代のブリテンの希望であった事は間違いないですが名君か？となると違うかなと思います。

一つはアルトリア自身が、完璧な騎士の王であろうとするあまり、人心がついてこれなくなってた事。

もう一つはイスカンダルがアルトリアに指摘した事と類似しますけど、
弱きものを守護しようとするのは騎士の本懐かもしれないけど、護るものと護られるものって構図を当たり前にしてしまうと、人は成長しません。
すぎた施しってなります。
平和は誰かかから与えられるものでなく、一人一人が作ろう、維持しようって頑張んないとダメなんです。

人間は個人個人が、可能性がある生きものなので、名君であれば、それを引き出す為の機会を多く設けたり、単なる経済だけでなく、そこに生きる民の心を豊かにするし、逞しく成長させると思うのです。

ただ、彼女のお陰で長い時間でなくても、滅びゆくブリテンが延命された事、それにより救われた命や夢を見れた人々がいた、という事は事実です。

FGO のベディヴェールの台詞にある通りで。
アーサー王、ブリテンを救ったお方、我らにとって輝ける星。
あの時代を生きたものとして、心からあなたにお礼を。
あの華やかな円卓の中であなただけが、そのあたたかさを知らなかった。あの時代をあなた一人に背負わせた。

という、その心からの言葉が、それを如実に語ってますし。
精一杯アルトリアは出来ることは、したと思います。

はい。

ブリテンに可能な限り長い平穏と犠牲の少ない滅びを迎えさせることができました。