好きな人には振り向いてもらえず、逆に好きでもない人に好意をもたれたり。その原因が人間心理で答えられそうだったので、まとめてみました。
◆人の心理が関係しているかもしれない
代表的なもので言えば、「心理的リアクタンス」というもの。
心理的リアクタンスは、恋愛だけに限らず、生活のあらゆる場面において発動されます。
◆「心理的リアクタンス」とは?
「人は自由を制限されると反発し、より自由に執着する」という理論です。
人間には、誰にでも、「強制された選択と感じると、それを拒絶する」心理が働くと言われています。
気分よく勉強を始めようと思っていたちょうどその時に「早く勉強しなさい!」と親から言われてしまう
そうすると「今やろうと思ってたのに・・・」とモチベーションを無くしてしまい、勉強が手につかなくなるでしょう。
勉強をしなくなるのは「自らすすんで勉強をしようとした」自由が奪われかけており、その反発心で「勉強をしない自由」を行使しているのです。
ロミオとジュリエットもそう(事例)
シェイクスピア四大悲劇の1つ。
亀裂のある両家の子息が恋に落ち、悲劇をたどる愛の物語です。
彼らは
障害(親たちの妨害)に反発(リアクト)するように、
よりいっそう燃え上がる恋に落ちます。
そして最後には、ロミオとジュリエットが自由に対して執着した結果として「自由を表現」することになります。
最後に悲運な結果を遂げますが、彼らは最後まで「自由」を求めました。
◆恋愛でうまくいかないのは
焦りが伝えわってしまうと、相手の心には、無意識に『心理的リアクタンス』という動きが芽生えます。
焦りや、必死になっている心理というのは、少し会話をすれば、うっすらと相手に伝わってしまったりします。
◆また逆に好かれてしまうのは
人は誰でもが、自分が選択出来ない、或いは出来そうもない選択肢に対しては、実際以上に魅力を感じてしまうもの
拒否するほど、魅力を高めてしまう傾向もあるようです。
対象への反対の傾向、つまり拒否されれば逆に魅力を感じ、 好意をもつようになるというのです。
◆好きな人とうまく付き合う為には
心理的要因への対処法として、欠かせない事は、自らが陥っている心理状況をはっきりと自覚することです。
それが出来たら、自分自身の気持ちに素直で正直な態度で向かいあう必要があります。
「忘れたい忘れたいと思うことで、余計思い出しちゃうんだ。しばらくは忘れられなくても仕方ないんだな~。」
こんなふうに考えることで、気持ちにちょっとだけ余裕がうまれます。
辛い気持ちをアウトプットすることも効果的
イライラしてるときに大声を出したり、何かにそれをぶつけたりすると、それだけで気持ちがスッとすることってあります。それと同じです。
最後に
好きな人が離れていく状態だったり、好きでもない人に好かれてしまう状態の時は、自分の「現状と心境」を理解し、相手への「思いやり」が解決の糸口になりそうです。