人脈は大事なものですが、いざという時に役に立たないということが多いみたいです。
《山脈・鉱脈などになぞらえた語》ある集団・組織の中などで、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながり。
「人脈」を辞書で引くと、「政治・財界、学問など、思想や利害による人々のつながり」といった文言が出てきます
人とのつながり・ネットワークをいかに築くかによって、自分自身の思考や発想、意欲にも影響を及ぼす
■ビジネスを行う上では欠かせない要素
どんなに仕組みが整い、機械化が進んだビジネスであっても、その根底には必ず人間がいて、感情があります。そして、人とのつながりや関係性から仕事が生まれる
将来の自分に役立つ人脈を持ちたいのであれば、まずは自分の強みを正しく理解し、それを磨いて「ブランド」としていくことがいちばん重要
他社、異業種、異文化の者どうしが出会うことで、刺激を受けたり、斬新なアイデアが浮かんだり、具体的なコラボ戦略が生まれる
■作ろうとして出来る訳ではないという側面も併せ持つ
人脈にするべき相手とは、成功者なら誰でもいいわけではなく、また自分も、すべての人の役に立てるわけではない。人脈とは、「選ばなければならない」もの
「人脈」は多分、「つくる」ものではなくて、「できる」ものなのです。「役に立ちそうな」誰かとつながることを目的に知り合いを多くする努力をしても、そうやってできた知人は決して役に立ってはくれません
人脈は持っているだけでは無意味で、有効に活用できるかどうかは自分次第
■このように大事な人脈だが、重視しすぎると、結局「いざという時に役に立たない」
人脈を重視する人は、「他人から得られるメリット」に敏感です。しかし、これはいわば打算的な付き合い
打算的な関係は、こちらが仕事で行き詰まったときなど、いざというときには、何の力にもなりません。だからこそ、人脈を広げようと「浅いつながり」にムダに時間を費やすよりも、いざというときに頼れる人間関係を築くべき
誰かに何かを与えてもらいたい立場の、ビジネスマンとして半人前以下のレベルの人は、多くの場合で知り合いにはなりえても、人脈にはなりえません。
■実力をつけて「相手にとって必要な存在」になることが大事
SNSでつながったり、現実の集まりで名刺交換をしたりしても、「実力のない人と一緒に仕事をしよう」などとは誰も思いません。
実力をつけていけば、自然と頼れるつながりができあがり、その中でさらに実力を発揮していくことができる
自分の周りには自分と同じレベルの人しか集まらないのだとしたら、自分にできることは周りに頼らず自分で自分のレベルをアップすること
■まずはじっくりと実力を高めよう
人脈は結果としてできるもの。自分のtakeばかり求めている人は、繋がりができてもいずれ切れてしまう。 相手にgiveできるものがあって、繋がりが続いていく。 まずは人脈そのものを求めるよりも、自分の実力をつけることから始めよう。
もう「名刺の数=人脈の広さ」という時代ではない。「10000人の名刺を集めました」という人間よりも、「100人が自分のために集まりました」という人間のほうがよっぽど人脈が広いと言える。
「若いうちは人脈を作る努力をしなくてもいい。」 著者の熊谷さんはそう語る。 それよりも自分が魅力的な人物になる努力をするほうがいい、と彼は主張する。 人脈とはビジネス上のギブ&テイクがあってはじめて成立するものだからだ。
■特にSNSでの人脈作りには注意が必要だ
自分に得になるかどうかで人脈作りをする人が増えており、その原因を「ポイントはSNS」と指摘
その人とつながってると『得する』『儲かる』とさもしい考えが奥にあるからこそ使ってる言葉
SNSなどの発達で簡単に人とつながれる時代だからこそ、膨大なつながりから本当の仲間を見つけるための“編集力”が必要
■相手に必要とされる人脈作りをすることが大事
打算的になっていると人脈を築けず、結果、何の役にも立たないということになります。
相手に必要とされる自分になることで人脈が広がり、結果、その中から自分のメリットとなる人が生まれます。
自分が何をできるかではなく、相手にとってどう役に立てるかが重要
ほとんどの人脈はビジネスにダイレクトに役立つということではなく、「ビジネス上は役に立たない」のが現実
人脈の中でビジネスの役に立つのは1~3%。打算的なだけでは人脈は広げられないということです。
社会をより良くするために力を合わせ、コラボレーションを通じて、何かのアウトプットを創出したいと一流の人たちは思っている