「ダニエルの預言に注意を払いなさい」について その１
ものみの塔の『ダニエルの預言に注意を払いなさい』という本
では、ネブカドネザル王が夢で見た、「途方もなく大きな像」
（ダニエル２：３１、以前の版）、または「巨大な像」（同、
新しい版）の、金は「バビロニア」、銀は「メディア・ペルシ
ャ」、銅は「ギリシャ」と解釈されています。
これらの国々は、「イエスよりも前」の時代の国々です。『ダ
ニエルの預言に注意を払いなさい』第四章「途方もなく大きな
像の出現と倒壊」をご参照ください。
『ダニエルの預言に注意を払いなさい』は、オンライン・ライ
ブラリーでは、「ダニエルの預言（ダ）」となっています。
以前の版（１９８５年発行）の『新世界訳聖書』ダニエル書２
章２８節に、次のように書かれています。
＊＊＊
２章２８節
しかし、天に神が、秘密を明らかにされる方がおられます。そ
の方が、末の日に起きるはずの事柄をネブカドネザル王にお知
らせになったのです。あなたの夢、また床の上でのあなたの頭
の中の幻、それはこうです。
＊＊＊
「末の日に」は、新しい版では、「最後の日々に」となってい
ます。
ダニエル書の「末の日」は、「イエス以降」の日のこと、と言
うことができます。『「末の日」に勝ち誇る』（エホバの王国
を告げ知らせるものみの塔 1985）の「１６」と「１７」をご参
照ください。
https://wol.jw.org/ja/wol/d/r7/lp-j/1985488?q=%E6%9C%AB%E3%81%AE%E6%97%A5&p=par
ネブカドネザル王が見た夢は、「末の日に起きるはずの事柄」
（ダニエル２：２８）です。
そうすると、その夢は、「イエス以降」の時代に起きるはずの
事柄である、ということになります。
ものみの塔は、金は「バビロニア」、銀は「メディア・ペルシ
ャ」、銅は「ギリシャ」と解釈しているのですが、これらの国
々は、「イエスよりも前」の時代の国々です。
「イエスよりも前」の時代の、これらの国々に起きることは、
「末の日に起きるはずの事柄」である、とは言えないと思いま
す。
ものみの塔の解釈は、根本的に、間違っていると思いますが、
いかがでしょうか。
ご意見をお聞かせいただけると、ありがたいです。
よろしくお願いいたします。
矛盾はありません。
ネブカドネザルが見た巨大な金属の像の夢の最後の部分は、「末の日」つまり、これから起きるからです。
この夢で強調されているのは、「末の日」に、金、銀、銅、鉄、鉄と粘土でできた像が、神の天の王国政府に打ち砕かれる事です。
まず、ダニエル2章38節を読んでください。
■ ダニエル2章38節（後半）
あなたこそが，金の頭です。
像の金でできた頭部が、ネブカドネザルの王統が支配するバビロニアであると書かれています。
39節以降の記述を歴史と照らし合わせると、銀の胸部がペルシャ帝国、銅の腰部がギリシャ帝国、鉄の脚部がローマ帝国、鉄と粘土が混ざり合った足の部分が英米世界強国であることが分かります。
英米世界強国に代わって世界を支配する国は現れないという事です
そして、「末の日」、つまり英米世界強国が存在している今の時代に、目に見えない天の政府である神の王国が、人類に裁きをもたらします。
■ ダニエル2章44節
この王たちの時代に，天の神は決して滅ぼされることのない王国を建てます。その王国はほかのどんな民にも渡されません。これらの王国を全て打ち砕いて終わらせ，その王国だけが永遠に存続します。
ありがとうございます。
いくつか、お訊きしたいことがあります。
一つずつ、お訊きします。２章３８節については、のちほど述
べます。
『この夢で強調されているのは、「末の日」に、金、銀、銅、
鉄、鉄と粘土でできた像が、神の天の王国政府に打ち砕かれる
事です。』とあります。
２章３４節と３５節に、次のように書かれています。新しい版
から引用します。
＊＊＊
34
あなたが見ておられると、１つの石が人手によらずに切り出さ
れ、像の鉄と粘土でできた足の所を打って、粉々に砕きました。
35
その時、鉄も粘土も銅も銀も金も全て粉々に砕けて、夏の脱穀
場のもみ殻のようになり、風に運び去られて跡形もなくなりま
した。そして、像を打った石は大きな山となり、地上全体に広
がりました。
＊＊＊
つづきます。
ご回答、ありがとうございました。
イエスが「ダニエルの預言に注意を払いなさい」と言われたのは、荒らす忌むべき者が、立ってはならない場所(聖なる所)に立っているのを見たら、ダニエルの預言に注意を払いなさい。と言うことですので、エホバの証人(ものみの塔協会)そのものが荒らす忌むべき者ですので、出版物での偽りの情報で自身が荒らす忌むべき者であることを証しているのです。