おすすめの本、ありませんか。
近代の小説が好きで今更ながら読むようになりました(もうそこそこいい年齢)
そこで、何かおすすめはありませんでしょうか。
現在にありがちなエンターテイメント性ではなく、作者の体験や生い立ち等が反映されたものが好みです。
川端康成や太宰治等が好きです。
おすすめの本、ありませんか。
近代の小説が好きで今更ながら読むようになりました(もうそこそこいい年齢)
そこで、何かおすすめはありませんでしょうか。
現在にありがちなエンターテイメント性ではなく、作者の体験や生い立ち等が反映されたものが好みです。
川端康成や太宰治等が好きです。
まず、おすすめを少し挙げてみます。
夏目漱石『こころ』、森鷗外『山椒大夫』、
幸田露伴『観画談』、泉鏡花『高野聖』、谷崎潤一郎『春琴抄』、武者小路実篤『友情』、芥川龍之介『地獄変』、中島敦『李陵』、宮沢賢治『貝の火』、太宰治『女生徒』、石川淳『紫苑物語』、山本周五郎『赤ひげ診療譚』、大岡昇平『野火』、三島由紀夫『金閣寺』、安部公房『砂の女』、辻邦生『夏の砦』、ディケンズ『クリスマス・キャロル』、ヘミングウェイ『老人と海』、カフカ『変身』、カミュ『異邦人』、マーク・トゥエイン『ハックルベリー・フィンの冒険』、エミリ・ブロンテ『嵐が丘』、シェイクスピア『ハムレット』、パール・バック『大地』、トルストイ『復活』、ドストエフスキー『罪と罰』、ゲーテ『ファウスト』、セルバンテス『ドン・キホーテ』など。(『ハムレット』と『ファウスト』は戯曲です。でも小説と同じように読めます。)
共振する(心に響く)作品に出会ったら、その作家の作品をどんどん読むのがいいと思います。上記の作品は、そのきっかけとなればと思って選んだものです。
以下では、もう少し詳しく紹介します。過去の回答コピペですけど。(笑)
《日本文学の名作》
■夏目漱石
全作品、読む価値あり。『坊っちゃん』『こころ』『二百十日』『三四郎』『それから』『門』『彼岸過迄』『行人』『道草』『明暗』『草枕』『夢十夜』『吾輩は猫である』など。リンク先では、漱石の作品を紹介し、作風の変化についても言及。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10135114885?fr=and_other
■森鷗外
簡潔で抑制のきいた文章の格調の高さは近代日本文学の最高峰。ぜひお読みください。作品は『高瀬舟』『山椒大夫』『最後の一句』『寒山拾得』『舞姫』『雁』『阿部一族』『渋江抽斎』など。リンク先は『舞姫』について。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1065384795
■幸田露伴
森鴎外、夏目漱石と並ぶ明治の文豪の一人。格調高く爽やかで慈味ゆたかな文章は何度も読み返したくなる。『観画談』『幻談』『太郎坊』『連環記』『五重塔』『運命』など。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1345751878
■泉鏡花
怪異と妖美を描いた作品が多い。繊細で個性的な美文。取っつきにくそうに見えて、読み始めると面白い! 『高野聖』『外科室』『春昼・春昼後刻』『草迷宮』『眉かくしの霊』など。
■国木田独歩
胸をしめつけるような哀切な感じの美しい短篇が多い。『忘れえぬ人々』『春の鳥』『運命論者』『牛肉と馬鈴薯』『空知川の岸辺』『武蔵野』など。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10129383705
■樋口一葉
『たけくらべ』『にごりえ』など。
■島崎藤村
『破戒』『夜明け前』など。
⬛野上弥生子
超人的な文章力。『海神丸』『秀吉と利休』『真知子』『迷路』『森』など。
リンク先は『秀吉と利休』について。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13106762213
⬛谷崎潤一郎
作品ごとに変わる変幻自在で華麗な文体。『春琴抄』『吉野葛』『盲目物語』『蘆刈』『細雪』など。リンク先は『細雪』について。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11192717456?fr=and_other
■芥川龍之介
構成美のある短篇。古典を題材にしたものが多い。晩年には鬼気迫る作品、読む側が滅入るような作品が目立つ。『藪の中』『羅生門』『鼻』『杜子春』『芋粥』『奉教人の死』『地獄変』『河童』『歯車』など。リンク先では、堀辰雄の「芥川龍之介論」を紹介。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11193837531?fr=and_other
■武者小路実篤
『友情』は青春時代の恋愛と友情の相克を描いた名作。私は涙が止まらなかった。『愛と死』
もおすすめ。
■志賀直哉
小説の神様。無駄のない正確で平明な文章。『清兵衛と瓢箪』『小僧の神様』『剃刀』『暗夜行路』など。リンク先は『剃刀』について。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12202556272?fr=and_other
■梶井基次郎
幻想的な月明かりの下の出来事を描いた『Kの昇天』が印象的。ほかに『檸檬』『闇の絵巻』『のんきな患者』など。
⬛中島敦
劇的な物語の中で、身につまされるような苦悩、呻き、後悔、憧れ、誇りなどを漢文調の格調のある文体で真摯に、鮮やかに描き出す。『李陵』『弟子』『山月記』『名人伝』『悟浄出世』『悟浄歎異』『文字禍』など。
■宮沢賢治
『注文の多い料理店』『貝の火』『ビジテリアン大祭』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』
など。リンク先は『銀河鉄道の夜』について。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11117124176?fr=and_other
■太宰治
『駈込み訴え』『女生徒』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』
など。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13202233778?fr=and_other
■折口信夫
『死者の書』は難解だけれど謎にみちた魅力的な小説。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q14113319689
■久生十蘭
『母子像』は世界短篇小説コンクールで第一席を獲得した。ほかに『湖畔』『ハムレット』『海豹島』『魔都』など。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1084540990?fr=and_other
■下村湖人
長篇『次郎物語』は運命と愛と永遠をテーマにした教養小説。短篇集『論語物語』は孔子が主人公。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1260858997
⬛武田泰淳
極限状況下での食人事件を題材にした短篇『ひかりごけ』。ほかに『蝮のすゑ』『森と湖のまつり』『富士』
など。
⬛坂口安吾
『桜の森の満開の下』は凄絶な幻想美が描かれた短篇。ほかに『白痴』『青鬼の褌を洗う女』『夜長姫と耳男』など。リンク先は『桜の森の満開の下』について。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1027280670
⬛川端康成
『伊豆の踊子』『山の音』『眠れる美女』『古都』『雪国』など。
⬛稲垣足穂
『一千一秒物語』は、星や月がいっぱい登場する、詩のような短篇集。ほかに『弥勒』『人間人形時代』
など。
■石川淳
文体がカッコいい。思考の束縛を解き放つような、不思議な面白さ。『紫苑物語』『前身』『八幡縁起』『白頭吟』『六道遊行』『荒魂』『狂風記』など。リンク先は『紫苑物語』について。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12194386687?fr=and_other
⬛山本周五郎
時代小説家。薄っぺらな義理人情を突き破り、普遍的で根源的な価値を追求。どの作品を読んでも目頭が熱くなり、励まされる。短篇集では『松風の門』『おごそかな渇き』『日本婦道記』、長篇では『ながい坂』『樅ノ木は残った』など。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q12112042502
■三島由紀夫
格調のある美しい日本語。現代の古典。『憂国』『中世』『近代能楽集』『潮騒』『金閣寺』『豊饒の海』など。リンク先では『豊饒の海』に見られる仏教思想「唯識」の本を紹介。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14105592274?fr=and_other
⬛大岡昇平
『野火』は極限状況下の人間を緻密に描いた戦争文学の代表作。必読。ほかに『俘虜記』『レイテ戦記』など。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q11112218231
⬛埴谷雄高
代表作は形而上学的思弁小説『死霊』。
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1455790249
⬛安部公房
幻想的でシュールな作品が多い。海外での評価が高く、急死しなければノーベル文学賞を受けていただろうと言われる。『砂の女』『壁』『他人の顔』『燃えつきた地図』『箱男』『友達』など。
《海外文学の名作》
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12157852282
人間失格