読書家の皆さんに相談です!
大学二年生の二十歳(♀)、文学部に所属しています。
私はほとんど読書をしません。恥ずかしながら、私の読書習慣は中学三年くらいから止まっています。
当時選んでいた本は、ファンタジーやラノベばかりです。
高校生になってからは、忙しいことを理由にほとんど読みませんでした。大学では、授業やレポートに必要な本を「資料」として、読むだけです。
最近、これは文学部の学生としてどうなのだろうかと自己嫌悪しています(専攻は文学ではないのですが、気になります)。
特に、授業中に当たり前のように出てくる文学作品が分からず、とても恥ずかしいです。
そこで、2011年の目標を「読書する」に決めました(具体的なノルマは追々…^^;)。もともと読書は好きな方なので、頑張れるはずです。
一般教養として、この作者のこの作品は読んでおいた方がいい!というものを教えてくださいm(__)m
欧米の文化研究を専攻していますので、海外の作品に興味があります。現在はシェイクスピアとディケンズが気になっているところです。
日本文学も知りたいです。文豪の作品はほぼ未開拓です…
ひとまず、有名どころから読んでいきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いしますm(__)m
まず、明治の「三大文豪」(夏目漱石・森鴎外・幸田露伴)から。
■夏目漱石。全作品必読ですが、まずは『坊ちゃん』。楽しい作品です。次いで『三四郎』『それから』『門』『彼岸過迄』『行人』『こころ』『明暗』。後期になるにつれて深刻な内容になってきますが、文章は平易です。初期の『吾輩は猫である』や『草枕』などは後回しにしてはどうかと。
■森鴎外。まず『最後の一句』『高瀬舟』『山椒大夫』など読みやすい作品から。次いで『舞姫』などの文語体小説や歴史小説の傑作『阿部一族』『渋江抽斎』へ。
■幸田露伴。まず『観画談』『太郎坊』『幻談』『雪たたき』『連環記』などが口語体で読みやすい。国語力・漢文力に自信があれば、主著『五重塔』『運命』。
露伴は随筆がいいので、
池内輝雄ほか『露伴随筆「潮待ち草」を読む』(注釈が豊富)あたりから入るといいでしょう。
■日本と海外の名作文学のうち基本的なもの
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1149253266
(上のリンクでは、スペースの都合で、1作家1作品しか挙げていない場合もありますが、岩波文庫にある作品を目安に1作家2~3冊は読んだほうがよいと思います。)
次は、いろいろな方が選んだ世界の名作文学選です。
■世界の名作文学選
(rush_t4e_customさん選)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1234285587
(kqwys704さん選)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1140181996
(kamiyawarさん選)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1326323103
作品紹介は、高校の国語の副読本『国語便覧』が役に立つと思います。
次は現代の優れた純文学作家。(私がまだあまり読んでいない場合は、他の方の回答のURLを貼ってあります)
■辻邦生
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1049239890
■丸山健二
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1031970595
■堀田善衞
(scrumside5さんの回答)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1440399844
■三浦哲郎
(scrumside5さんの回答)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1427247189
■大江健三郎
(anymouse_anonymousさんやdschkinderさんの回答)http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1031654890
とても参考になりました!!
こんなに詳しく回答して頂けるとは・・・
たくさんのリンクありがとうございます。
ありがとうございます。