“保護率39％”　AI評価を参考に児童相談所が一時保護を見送る　4歳女児が死亡し母親逮捕の傷害致死事…

三重県津市で4歳の娘に暴行を加え死亡させたとして、母親が逮捕された事件で、児童相談所は「保護率39%」というAIの評価などを理由に、一時保護を見送っていたことがわかりました。
この事件は三重県津市の工場作業員、中林りゑ子容疑者（42）が自宅でテーブルの上にいた、ほのかちゃん（4）を床に落とし、その後死亡させた疑いで逮捕されたものです。
三重県は学校や警察などと連携を強化するため、11日に第1回となる検討会議を開きました。
児童相談所は、一時保護を見送った理由の一つに、AIによる評価が「保護率39%」だったことを明らかにしました。

三重県の一見勝之知事は、児童の安全を目視で確認することが重要だと強調しました。
（三重県　一見勝之知事）
「AIの数値は参考にしか過ぎない。ただ、それに頼りすぎない気持ち・姿勢が大事」
事件を受け、児童相談所は担当する児童約1100人について目視で確認を行い、いずれも虐待などの疑いはなかったとしています。

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