龍が如くの錦山が豹変したのは桐生が堂島殺しを庇ったせいですか？

違います。
桐生が出所した時に迎えるため、必死で頑張り僅か一年で起ち上げた「錦山組」も風間組から派遣された松重という男に振り回されることになり、相次ぐ桐生との比較、嶋野の唆しによって錦山は「桐生が組を牛耳る為の贄」ではと風間へ猜疑心を抱くことになります。
更に由美の失踪や主治医の裏切りによる優子の病死から負の感情に押しつぶされ、優子の位牌を前に絶望から自ら命を絶とうとしました。
ですがそこで松重の嘲弄に激怒して殺害。そこで最後のタガが外れ、自分自身を含め誰も信じられないという重度の人間不信に陥り、己の野望のみを心の支えとするようになります。
手段を選ばず、何人でも誰であろうと殺すことを厭わない修羅道に墜ちました。
東城会の頂点に立ち由美を手に入れる。それが錦山の野望であり行動原理の全てになりました。