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『うしおととら』の全て!!まとめ

うしおととら

◆「うしおととら」とは◆

週刊少年漫画雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)にて、1990年6号から1996年45号にかけて連載された。
単行本は少年サンデーコミックスより全33巻+外伝1巻、同ワイド版より全18巻、小学館文庫より全19巻。

1992年にはOVAが発売され、2015年夏にはテレビアニメ化が決定した。

◆作品内容◆

主人公の少年「蒼月潮(通称:うしお)」が妖怪「とら」と共に、妖怪退治の槍「獣の槍」を武器に、大妖怪「白面の者」と戦う姿を描く。

「うしお」と「とら」の出会い、「獣の槍」と「白面の者」との戦いは全くの偶然のようであったが、物語が進むにつれて、それぞれの深い関わり、長きに渡る宿命が明らかになっていく。

人間と妖怪を超えた深い絆を主軸に置きながら、非常に多くの登場人物達のエピソードが描かれ、それらが終盤に向けて一つに収束していき、物語は最終決戦に至る。

◆あらすじ◆

寺に住む少年・蒼月潮は自宅の蔵の中で一本の槍に縫いとめられていた妖怪を解放してしまう。うしおが「とら」と名づけたその妖怪は、かつて近隣一帯を恐怖のどん底に叩き落していた大妖怪であった。また、とらを500年間縫い留めていた槍こそ、2000年以上も前の中国で妖怪を滅ぼすためだけに作られた「獣の槍」であった。獣の槍の伝承者となったうしおは、とらと共に様々な妖怪との戦いを繰り広げる。

始めこそ、降りかかる火の粉を払うごとく、襲ってくる妖怪を退治していた潮達であったが、物語は次第に世界を滅ぼす大妖怪・白面の者との決戦を中心に廻りだす。

◆キャラクター一覧◆

本作の主人公。中学2年生。6月生まれ。東京都みかど市在住。
14歳のある日、妖にとって天敵と呼ばれる霊槍「獣の槍」と、その槍に封じられていた妖怪を(後に潮から「とら」と名付けられる)自宅の蔵の地下室で見つけ、その槍を引き抜いてしまった事で宿命付けられた妖との戦いに巻き込まれていく。

父は光覇明宗の法力僧・蒼月紫暮、母は三代目お役目・日崎(蒼月)須磨子。家業は寺で、父と2人暮らし。性格は曲がったことや嘘が大嫌いで良くも悪くも真っ直ぐな性格の好男子。正義感が非常に強く、他人の幸福のためなら自身が傷つくことも厭わない献身的な面を持つ。また、そういった傾向は人間のみならず、妖にも隔たりなく向けられていた。しかし、私生活は結構だらしなく過食で腹を壊すなど、年相応にいい加減でズボラなところもある。

妖との戦闘時には槍の力によって自身も妖と化す為、髪が長く伸び、瞳は細く、牙や爪が鋭くなるなど容姿に変化が現れるが基本的に人の姿をしたままである。跳躍力や腕力、治癒能力等は人の時とは比較にならないほど著しく強くなる。

勉強は全般的に苦手だが、体育は得意。本人は国語も得意だと言っているが書き取りは不得手で、送った年賀状は誤字ばかりであった。運動能力は極めて高いため同級生からは運動部の助っ人を何度も頼まれる程だが、絵を描くのが趣味のため美術部に所属している。ただし絵心は皆無で本人以外には何を描いたかすら判らないほど。

とらとは、初期の頃は単に憑かれた人間と憑いた妖という関係であったが、とらが一番喰いたい者として潮に執着を示し始めてからは、潮が他の妖に喰われそうになったり危機に陥る度に「お前は、わしが喰うんだ」と豪語しながら結果的には潮を助け、共闘するのが常となっていく(喰う為に守る。という、とらの行動は一見矛盾しているようにも見えるが、これは、とらの「喰いたい」という思いに無意識に込められている真意に基づくものである)。

500年間、獣の槍に封じられていた大妖怪。虎にも似た金色の大きな体躯に鋭い爪と牙を持つ。
その実力や800年前の戦で見せた勇猛な戦いぶりから妖怪の中でも一目置かれる存在で、その名を聞いただけで震え上がる妖怪も多い。年齢は2000歳を優に超え、他の妖怪に対しては大妖怪らしい威厳ある態度で接しているが、その一方で、潮といると退屈しない。と云っている通り、潮と一緒の時は喧嘩をしたり無邪気にはしゃいだりムキになったりする子供のような面も見せる。

「とら」という名前は潮が見た目が「虎」に似ていた事から勝手に付けた呼び名で、名付けられた当初は気に入らなかったが、潮に取り憑き共に過ごす内に、かつての呼び名であった長飛丸(ながとびまる)などの名で呼ばれる事を厭うようになり、やがて「わしは、とらだ!」と自ら公言する事となる。また、長飛丸の他にも、わいら・雷獣・字伏など、多くの異名を持つ。長飛丸の名の由来は、遥か遠い所にでも一瞬で飛んでいった所からで、今でも多くの妖怪からその名前で呼ばれているが、現在はその呼び名を嫌っている。
最初は潮を喰う為に取り憑いたのだが、自ら厄介事に首を突っ込んでいく潮と共に結果的には他の妖と闘ったり関わっていく事になる。

「喰ってやりたい者」の順序は、一番が「うしお」で、次が「真由子」であり、潮を「メイン」と考えた上で、真由子を「デザート」と呼んでいる。潮と真由子に対する態度は他の人間や妖怪に対するそれとは一線を画しており、彼らを侮辱した九印やたゆら等には怒りを顕にし、鏡魔の時は目の色を変えて一撃で滅ぼしたり、遠野では潮の命を助けるのと引き換えに鎌鼬兄妹に力を貸し、尚且つ遠野中の妖怪に殺されかけた潮を庇い、彼の処遇をめぐる賭け試合に自ら参じた。
女性から慕われる事も多々あり、鳥妖や真由子、鎌鼬のかがり達から恋にも似た想いを抱かれている。空屋敷に滞在した折、イズナ達の作戦により、かがりと一緒に街へ買い物に出掛けたり、真由子から強く促されて彼女を喰う事を条件として結婚式の真似事に付き合ったりした事もあるが、作者曰く、とらは闘争本能が一番強いので、心の繋がりは求めていたものの、ラーマの姉や鳥妖、かがりや真由子に対しても、いわゆる恋愛感情はなかった様子である。

性格は好奇心旺盛で、500年振りの世の中全てが物珍しく、何にでも興味を持って触っては騒動を引き起こしていた。特にTVとハンバーガーは気に入っていた様子であった。普段は姿を消していて、周囲の人間には見えないが、霊感のある者や一部の子供には消えていても見えてしまう事がある。潮を喰おうとする度に獣の槍に阻止されるのがお決まりのパターンである。獣の槍に封じられる前は通常の妖同様、気の向くままに人間を喰らっていたようだが、本編では潮がそれを一切禁じ、また現代人が身に着けている装身具や香水の臭いを不快に感じた為に人を喰う事が出来ずにいた。そんな中、真由子の勧めで食べた“てりやきバーガー”が好物になる。

戦闘能力は高く、飛行機を持ち上げるほどの怪力を持ち、鋭い爪と牙、口から吐き出す火炎、身体から発する雷など多彩かつ強力な武器を持つ。また、空を飛ぶことができ、人間そっくりに化ける、髪の毛を自在に変化させるといった能力や、身体を真っ二つに斬られたり手足を切断されても死なず、そのまま動ける強い生命力を持つ。2000年以上もの間、一人で生き抜き様々な強敵と闘い修羅場を潜り抜けてきただけあって、その精神力も強靭である。

◇オープニング主題歌は筋肉少女帯◇

オープニングテーマは筋肉少女帯による「混ぜるな危険」
エンディングテーマはソナーポケットによる「HERO」

◇声優一覧◇

【蒼月潮】…畠中祐
【とら】…小山力也
【中村麻子】…小松未可子
【井上真由子】…安野希世乃



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