居飛車、振り飛車の感覚の違いを教えて下さい。 振り飛車党で居飛車に転向したいです。 色んな戦法&#8… | 質問の答えを募集中です! 居飛車、振り飛車の感覚の違いを教えて下さい。 振り飛車党で居飛車に転向したいです。 色んな戦法&#8… | 質問の答えを募集中です!

居飛車、振り飛車の感覚の違いを教えて下さい。 振り飛車党で居飛車に転向したいです。 色んな戦法…

居飛車、振り飛車の感覚の違いを教えて下さい。
振り飛車党で居飛車に転向したいです。
色んな戦法を教えられる普及員が目標です。
棋力は、将棋ウォーズ四段、リアル道場四段です。

  1. 匿名 より:

    ◆攻めの構図について
    一般的に居飛車は「縦の将棋」振り飛車は「横の将棋」と言われてますよね。振り飛車(※対抗形)の将棋ではお互いの攻撃陣を突破し合って相手陣に飛車を成り込んで横から相手囲いを削り合うというある程度決まったシーケンスがあります。この点、相居飛車では囲いの上部から削る動きに加えて、飛車を切る展開になると上記対抗形のような横攻めの要素も出てくるため囲いに対する攻撃のアプローチが多様だという印象があります。

    ◆終盤について
    上記アプローチが多様なため、居飛車の終盤では玉の安全な逃げ方向が存在せず、これが「相居飛車の終盤はギリギリの勝負になりやすい」と言われる要因だと思います。
    振り飛車(対抗形)の場合ですと、基本的に横から攻められれば端を登って囲いの上部に逃げ出す、または端から攻められれば△71玉~△62玉と逃げるのが典型的な逃げ方向になります。振り飛車の終盤では玉が逃げるべき方向がある程度定まっていることが多く、どちらかというと距離感とか速度計算の勝負になります。ただし、だから振り飛車(対抗形)はギリギリの終盤にならないのだと言っているわけではありません。言いたいのは、人間的な感性で終盤の局面を見たとき、玉の安全地帯が分かりにくいぶんだけ相居飛車の方が難解に “見える” のだということです。

    ◆序盤戦の雰囲気ついて
    一般的な振り飛車は序盤において相手と関わらない傾向にあります。相手によって囲いを選択したり、左辺の陣形を大きく変更して適応させることは(基本的には)ありません。また藤井システムを除けば振り飛車は相手への強力な牽制手段を持ちません。この点、相居飛車の序盤では相手の駒組みや指し手に対して敏感に反応する印象があります。これはお互いが一定水準以上の攻撃能力を持っているためで、相居飛車の序盤の静けさは睨み合っているがゆえの「均衡」なのだと思います。例えば米ソ冷戦時代のような感じです。この点が振り飛車の序盤感覚と大きく違うと感じます。

    ◆一段金について
    これは余談に近いですが、以前ネットで面白い考察を見たことがあります。振り飛車党は一段金を好むというのです。相居飛車では矢倉や雁木など基本的に二段金が理想的とされるため、振り飛車党はその点に苦手意識を持っているのだと。そこで振り飛車出身者は相居飛車で左美濃など一段金の戦法を使うことで相居飛車戦の苦手意識を軽減できるという考察です。
    これはなかなか面白い視点だと思いました。



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