将棋の棋力向上方法について
一言で言うと上達法を教えてくださいという内容なのですが、ちょっと複雑なご質問をしたいと思います。
私は将棋を始めてまだ2か月の初心者ですが、将棋ウォーズの10分切れ負け5級、10秒は4級まで数日で昇級したものの、その後ほとんど勝てなくなりました。
ところが1週間ほど前から突然勝てるようになり、昨日両方とも1級ずつ昇級しました。
スポーツでもなんでもそうでしょうが、どんなに理論を叩き込んでもその通り体を動かせるかは本人が感覚的に「こういうことか!」と気づくことで1段階上達するものかと思います。
今回なぜ勝てるようになったかまるっきり分からず、何かに気づいた感覚が全くないのでスッキリしないところです。
一応自己分析では、今まで右四間飛車しかできなかった為、振り飛車と矢倉しか相手にできなかった上に、原始棒銀をどうしてもよけきれず玉砕していたのが、
四間飛車なら棒銀を抑え込める、また、角交換されたら矢倉から総矢倉を組めば勝率が高くなることに気づいたということでしょうか。
というわけで、棋力が伸びる段階で「気づき」というものがあるかと思いますが、
皆さんの経験上、何に気づいたら伸びたという所を教えてください。
楽しさは削られますが上達を目的とするならソフトとの対局ですね。ぴよ将棋でも良いです。ヒントあるし上のレベルはかなり強いですからある程度上ののところまで勝てる様になれば10切れのどのアプリでも三段くらいには余裕でなれるくらいの棋力が身に付きます。短時間の切負けが無意味とは言いませんが感想戦をしないと間違った手をそのまま身につけてしまう悪手癖が付いたりもしますので注意が必要です。なので切れ負けは棋譜の解析必須と思っておいた方が良いですね。
私の場合はAI使って自分の負けた対局の解析して敗着の改善とその先の変化もAIで勉強していきましたがほぼこれだけで五段まで行ったと言えます。詰将棋は割とすぐ飽きてしまってあまりやってませんし棋書も三段に上がるまで一冊も読んだ事ありませんでしたので当然手筋の本なども読んだことありませんでした。
自分の普段指す手、実際の対局で指した手からの変化はゼロからではなく自分の手の延長線上にある分私にとっては覚えやすかった様に思います。
私もそれで困ってます。大体いつも遅いので、王手を掛け続けないとこっちが詰むという状況で必死になるとあと一枚トドメの金が無いとかで負けます。,そうなんですよね!ただ、オンラインで人と対局すると、どうしても時間が限られているのです。延々と待ってくれるアプリ無いですかね?
また、定跡は現在勉強中ですが、右四間飛車の定跡に対して対策の定跡があると。さらにその対策の対策の定跡を探しても出て来ないのですが、やはりプロで右四間飛車が指されないのは対策されると切り替えしようがないということですかね?,私のレベルでは相手に駒を取られるよりは遊んでいても生きていた方が被害が少ないと思うのですが、取られた方が得することも多いということでしょうか?
皆さんありがとうございました。「気づき」という意味ではピヨ将棋を試したところ、詰み近辺で悪手連発している事がわかり、これが一番今参考になったのでBAを選ばせて頂きました。他の方も分かりにくいご質問に的確に答えていただきありがとうございました。
>何に気づいたら伸びたという所を教えてください
「自分に合った勉強方法」でしょうか
私の場合、棋書を使った定跡勉強と将棋ソフトを使った感想戦が二大柱でした。
最近こそ棋書はあんまり使わなくなりましたが、高段者の観戦、youtube、詰将棋や寄せ、棋譜並べはあくまでサブ的立ち位置で二大柱に比べると効果は薄かったです。
将棋で最も重要なのは対局感です。
盤面を見て、現在どちらが優勢かを正確に判断できるなら、将棋は最強になります。強い人ほどその判断が正確ということです。
初心者が上がる為に重要なのは終盤力です。終盤が強ければ初段ぐらいまでは一気に上がれます。
初心者は大駒を大事にし、玉より飛車を守る人を良く見ますが、終盤は大駒よりスピードが大事なので、極端に言えば「玉だけ見ていれば良い」ぐらいの感覚の方が、ある程度までは早く上達する気がします。
自分の玉と相手の玉を見比べて「桂馬さえあれば勝てる」「角を渡したら負ける」というふうに、読みに持ち駒までを考えられれば二段ぐらいまではすぐに上がれます。
攻めるタイミングですね。
早いと指しきりになりますし、遅いと先に攻めつぶされますね。
将棋を上達しようという人にとって、切れ負けや10秒はダメだと思うよ。まずは、じっくり考える対局をすべき。ちゃんと定跡から、学ぶべき。
有段者になった後のことです。
所謂大局観に関わります。
1.具体的な手順とか部分的な損得はともかく、攻めの銀とか桂は終盤前にできるだけ捌いておくべき、ということは理解しました。それを怠ったまま他の場所で決戦を急ぐと、部分的取引で得をしても遊び駒が残り、大局的には得がないということが多いのです。
2.駒の使用と手番のコストパフォーマンスは意識するようになりました。
銀得しても銀が遊ぶ上に相手の陣形がよくなり、しかも手番が渡るといった展開では、銀得にこだわらない方がよいとか。
銀を手放す場合、相手の飛車を取った後に銀がそっぽで遊ぶよりも、相手の桂を取りながら自陣に銀を引きつける方が、銀の活用を見込める点から得だとか。
3.勝負の呼吸として、こちらから動くときっちり対応されてしまう場合。少し様子を見て、相手が動いた瞬間ならばこちらの注文が通りやすいとか。