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皆さんのおすすめ小説作家、又は作品を教えて下さい。 ジャンルはホラー、映画等のノベライズ、絵本…

映画

皆さんのおすすめ小説作家、又は作品を教えて下さい。
ジャンルはホラー、映画等のノベライズ、絵本以外でお願いします。

  1. 匿名 より:

    おすすめの小説家とその作品をたくさん挙げてみます。

    ■奥田英朗『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』(文春文庫)
    “トンデモ精神科医”伊良部一郎の活躍を描いた連作短篇集。笑いと涙と感動の波が次々と襲ってきます。

    ⬛オー・ヘンリーの短篇集。辛く悲しい人生の真実が温かくユーモラスに描かれています。
    岩波文庫の『オー・ヘンリー傑作選』(1冊)や、新潮文庫の『O・ヘンリー傑作選』(3冊)などがあります。

    ■下村湖人
    小説は長篇『次郎物語』と短篇集『論語物語』の二作品のみ。作品に流れる「大いなるもの」への志向が魂を揺さぶる。苦境や挫折に陥ったときに、私は湖人の小説のいくつかの場面が「大いなるもの」という言葉とともに甦ってきて、何があっても負けまいという気持ちになる。

    ⬛サマセット・モーム『ジゴロとジゴレット ~モーム傑作選~』(新潮文庫)
    八篇からなる短篇集。どの作品も面白すぎるといえるほど面白く、人間の真実を突いています。金原瑞人の翻訳が現代風で楽しく読めます。

    ⬛宮本昌孝『剣豪将軍義輝』(徳間文庫)
    凛然たる風姿、涼やかな物腰、温かな話しぶり。そして恐るべき武芸。こんな凄い将軍がいたのです。足利幕府13代将軍・義輝。もう最高にカッコイイ! 感動の波が何度も押し寄せてくる剣豪小説の傑作。

    ■アルベール・カミュ
    太陽、死、不条理、絶望、等価性、反抗。鮮烈な印象。名状しがたい不思議な感動。カミュとの出会いは私には衝撃だった。よくも悪くもニヒリズムの洗礼を受け、私は数年間、死んだように生きた。しかし、そこから新しく見えてくるものがあった。作品は『異邦人』『シーシュポスの神話』『誤解』『カリギュラ』『ペスト』『反抗的人間』『転落』『最初の人間』など。

    ⬛杉本苑子『元禄歳時記』(講談社文庫)
    青春時代の新井白石を主人公にした6つの中篇からなる連作。恋あり冒険あり、衣装比べあり、この元禄時代の歴史的な出来事が次々に起き、政治や経済の状況も興味深く描かれ、いろいろな種類の面白さがいっぱい詰まった、彩りゆたかな作品。

    ■羽山信樹『光秀の十二日』(小学館文庫)
    明智光秀の苦境を描いた歴史小説。作者が命を削りに削って書いた作品です。光秀の困惑と苦痛と絶望感が、精神的にも肉体的にもひしひしと伝わります。迫力に満ちた傑作。

    ⬛シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』『マクベス』『ハムレット』(ちくま文庫、新潮文庫など)
    小説ではなくて戯曲ですが、小説のように読めます。娯楽性もゆたか。でも奥が深く、読み返すたびに違った顔を見せてくれます。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q12135299252

    ■ウィリアム・アイリッシュ
    「サスペンスの詩人」と呼ばれる推理作家。『幻の女』は孤独感と哀切な雰囲気が漂う名作。読了後に、あらめて最初の場面を思い起こすと胸がしめつけられる。

    ⬛フレドリック・ブラウン
    ブラウンのSFファンタジーは最高に楽しい。ページをめくるやいなや、驚異と幸福に満ちた時間が到来する。長編は『発狂した宇宙』『火星人ゴーホーム』『天の光はすべて星』、
    短編集は『スポンサーから一言』『宇宙をぼくの手の上に』『天使と宇宙船』など。

    ⬛レイ・ブラッドベリ
    SFの叙情詩人。怪奇と郷愁を詩的な文章で綴る。タイトルも秀逸。長編では『何かが道をやってくる』『火星年代記』『華氏451度』、
    短編集では『太陽の黄金の林檎』『ウは宇宙船のウ』『10月はたそがれの国』など。

    ⬛フィリップ・K・ディック
    SF作家。過酷な現実社会、現実と見分けのつかない悪夢、そしてかすかな救いと涙を描く。作品は『ユービック』『流れよわが涙、と警官は言った』『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『火星のタイムスリップ』『虚空の眼』など。

    ■京極夏彦
    推理作家、妖怪研究家。百鬼夜行シリーズの『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』『狂骨の夢』『鉄鼠の檻』『絡新婦の理』など、どれも一気読みさせられる面白さ!
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11145117661

    ⬛辻邦生
    絶望と再生と喜びの真摯な物語。文章も描写される情景も堪らなく美しい。どの作品も作者の実存をかけた苦闘の結晶。リンク先では、長篇の『光の大地』『安土往還記』『夏の砦』『西行花伝』、短篇集の『辻邦生 全短篇』『ある生涯の七つの場所』を紹介。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q13172195753

    ■パール・バック『大地』(新潮文庫)
    百年ほど前の中国が舞台。激動の時代に、一代で富を築いた王龍とその息子と孫の三代にわたる人々を描いた大河小説。面白くて、あっという間に読了。悠久の思いのようなものに浸された。

    ■丸山健二
    緊迫感と美しさが調和した、解像度の高い“詩小説”がすばらしい。作品は『夏の流れ』『夜釣り』『水の家族』『野に降る星』『争いの樹の下で』『ぶっぽうそうの夜』など。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10114804480

    ■エミリ・ブロンテ『嵐が丘』(岩波文庫)
    主人公ヒースクリフは、熱愛していた恋人に裏切られ、凄まじい復讐の鬼と化す。彼の激情が嵐となって嵐が丘を吹きまくり次々と悲劇が起きる。怖くてガタガタと震えながら読んだ。十代に読んだ小説のなかで一番面白かった。

    ■夏目漱石
    執筆時期によって作風がかなり異なる。たとえば、初期の『坊っちゃん』は娯楽性が強く明るい雰囲気の作品で、リズミカルな勢いのある文体が魅力的。しかし、後期には暗く重い作品が多くなり、たとえば『行人』
    は「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか。僕の前途にはこの三つのものしかない」と言って苦悩し絶望する知識人が主人公。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10135114885

    ■森鷗外
    簡潔で抑制のきいた文章の格調の高さは近代日本文学の最高峰。作品は『高瀬舟』『山椒大夫』『最後の一句』『寒山拾得』『舞姫』『雁』『阿部一族』『渋江抽斎』など。リンク先では『舞姫』についてコメントしました。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1065384795

    ■幸田露伴
    森鴎外、夏目漱石と並ぶ明治の文豪のひとり。格調高く爽やかで慈味ゆたかな文章は何度も読み返したくなる。『観画談』『幻談』『太郎坊』『連環記』『五重塔』『運命』『潮待ち草』『努力論』など。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1345751878

    ■泉鏡花
    怪異と妖美を描いた作品が多い。繊細で個性的な美文。『高野聖』『外科室』『春昼・春昼後刻』『草迷宮』『眉かくしの霊』など。

    ■国木田独歩
    代表作『武蔵野』の自然描写がすばらしい。胸をしめつけるような哀切な感じの美しい短篇が多い。『忘れえぬ人々』『春の鳥』『運命論者』『牛肉と馬鈴薯』『空知川の岸辺』など。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10129383705

    ⬛中島敦
    劇的な物語の中で、身につまされるような苦悩、呻き、後悔、憧れ、誇りなどを漢文調の格調のある文体で真摯に、鮮やかに描き出す。『李陵』『弟子』『山月記』『名人伝』『悟浄出世』『悟浄歎異』『文字禍』
    など。

    ■石川淳
    文章の流れに淀みなく、日本語の伝統に深く根ざした語彙を自在に駆使し、物語は思いもよらぬ、訳のわからぬ方向へと無政府的に展開する。思考の束縛を解き放つような、不思議な面白さがある。作品は『紫苑物語』『前身』『八幡縁起』『六道遊行』『荒魂』『狂風記』など。

    ⬛山本周五郎
    時代小説家。時代小説が陥りがちな薄っぺらな義理人情を突き破り、普遍的で根源的な価値を追求した。どの作品を読んでも目頭が熱くなり、励まされる。短篇集では『松風の門』『おごそかな渇き』『小説 日本婦道記』『日日平安』『人情裏長屋』など、長篇では『虚空遍歴』『ながい坂』『樅ノ木は残った』など。

    ⬛山田風太郎
    明治ものと忍法帖は傑作揃い。血わき肉おどる極上の娯楽作品。哀切感と無常感もあり、数年後には読み返したくなる。明治ものでは『警視庁草紙』『明治波濤歌』『明治バベルの塔』『地の果ての獄』『ラスプーチンが来た』など。忍法帖では『柳生忍法帖』『魔界転生』など。

    ⬛永井路子
    切れ味の鋭い歴史小説の傑作が多数。サスペンスに富み、隅々まで面白い。ハズレがない。さまざまな時代を描いており、日本史への興味が増す。作品は、『美貌の女帝』『氷輪』『王朝序曲』『この世をば』『絵巻』『炎環』『北条政子』『山霧』『姫の戦国』『乱紋』など。

    ■高橋直樹
    歴史小説家。まずおすすめしたいのが『平将門』。将門の暗い情熱と覚悟と死闘を端整な文体で描く。個人戦はアクション映画を見るような手に汗握るシーンの連続。合戦は大スペクタクルでありながら細部まで明晰で緻密。しかも戦いの中で将門たちの感情がごうごうと渦巻くのが伝わり胸を打つ。まさに圧倒的な迫力。ほかに、『鎌倉擾乱』『天魔信長』『悪党重源』『虚空伝説』などもおすすめ。

  2. 匿名 より:

    他の方も沢山のご回答ありがとうございました。
    一番数を上げていただいたkmbch_515様をBAとさせていただきます。

  3. 匿名 より:

    小川洋子
    シュガータイム

    重松清
    青い鳥

  4. 匿名 より:

    基本的には作品ごとなので作家単位ではいません。

    個人的にはラノベになります。
    世界観や設定、キャラクター性に富んでいて、読み口が軽いため
    様々な楽しみがあり、かつ読み進めやすいものと思います。

    お薦めのアニメとして一覧をあらすじ付きで書いたので
    良ければ参考までにご覧ください。
    http://seesaawiki.jp/anime_recommend/
    以下、数作抜粋+追加。

    ●ノーゲーム・ノーライフ(本編 既刊9巻)
    駆け引きに長けた兄と天才的な数学力を持つ妹、
    ゆえに負け無しの兄妹が、ゲームで何でも決まってしまう異世界へと飛ばされ、そこで人類種、魔法が使える種族らを相手にゲームするという話。
    ――――――
    たった1手で3手も4手も先を見越した手を打ってる主人公が凄いので
    頭脳戦の最高峰だと思っています。

    ●Re:ゼロから始める異世界生活(本編 既刊14巻)
    少年はある日、気付いたら異世界にいた。
    とにかく情報を集めようとするのだが上手くいかず、
    暴漢にからまれたところである少女に助けられる事となる。

    その少女にお礼をしようと彼女の探し物を手伝おうとするのだが、
    その途中で何者かに揃って殺されてしまった……と思ったその時――。
    ――――――
    理不尽が襲いかかる絶望感と、先が読めないミステリーは圧巻で、
    話が進むにつれ面白さが増していきます。

    ●ソードアート・オンライン(既刊20巻+SAOP既刊4巻)
    現実の五感を再現するフルダイブ型VRゲームの世界に閉じ込められ
    死ぬと現実でも死んでしまうというデスゲームを
    強いられる事になったプレイヤーたちの話。
    物語はその一人である少年と、出逢う少女たちを中心に描かれる。
    ――――――
    王道と夢のある設定や展開でワクワクするし、
    ヒロインもかっこ可愛いくて、バトルも燃えるし、
    グッとくる要素が満載なのでとても楽しめます。

    ●GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(文庫版:本編 全10巻)
    銀座に突如 異世界への門(ゲート)が開き、
    そこから現れた者たちによって民間人の多くが犠牲となった。

    政府は向こう側の世界を『特地』として自衛隊を送り込み、
    事件の再発防止と調査をする事になった。
    ――――――
    異世界交流や、文化の違いを見た時のリアクションが面白いです。

    ●本好きの下剋上(書籍版:既刊12巻/未アニメ化)
    本を愛して止まない女性が本の下敷きになって死んでしまった。
    「死ぬなら本に埋もれて死にたい」確かにそう思ったがそうじゃない。
    せめて生まれ変わっても本が読めるようにと願った。

    目が覚めるとそこは異世界で、女性は幼い少女になっていた。
    「とにかく本」そう思って探すがどこにも無い。
    家どころか街にもどこにも。どうすればいい? 無いなら作ればいい。
    ――――――
    個人的には書籍版よりWeb版の方が表現が良いのでそちらをお薦めしたい
    http://ncode.syosetu.com/n4830bu/(縦書きPDFで読むのがお勧め)

  5. 匿名 より:

    古典の部類に入るんでしょうけど、
    芥川龍之介がいちばん好きです。

    あの人は、本当に、何でも書いてるんです。
    時代小説も、児童向け文学も、パロディも、
    恋愛ものも、ちょっといい話も、風刺ものも、
    「除外してくれ」と言われたホラーも。
    当時流行の私小説にもちょっと手を出したりしてますし、
    エッセイや警句集などもなかなかの切れ味です。
    今読んでも、内容そのものはまったく古さを感じさせません。
    人間というものの光も闇も、生々しく描かれているのが、
    芥川の作品の魅力です。

    青空文庫にたくさん載ってます。
    自信を持っておすすめできる作家です。

  6. 匿名 より:

    伊坂幸太郎さんはいかがでしょう?

    “アヒルと鴨のコインロッカー”

    アパートの不思議な隣人との関わり、
    2年前の事件とが交錯してお話が進みます。

    その関連とは?

    “ゴールデンスランバー”

    首相暗殺犯にされた青年が、
    友人達の協力で逃走します。

    はたして逃げ切れるのか?

    どちらも、殺人が起きて犯人捜し、
    というお話ではないですが、
    ミステリーです。

    もう一度読みたくなります。

    未読でよろしければ。



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