ファンタジーモンスター図鑑を探しています。 モンハンやゲームの本ではなく 表紙も異世界っぽく …

妖精辞典はハードカバーから文庫版・フルカラー挿絵付きからほぼ文字のものまで海外の研究家の著作が色々と翻訳されています。

悪魔ならブランシーの「地獄の辞典」でしょう。
19世紀の研究家が当時のヨーロッパで信じられていた悪魔学や迷信に関する資料をまとめた本で、講談社α文庫版が手に入りやすいと思います。
データの正確性に関しては疑問符も付いてますが(日本についての項目も数個ありますがどこかおかしい)、当時のオカルト界隈の雰囲気を幅広く網羅しているのは魅力です。

ゴブリン辞典「いたずら妖精ゴブリンの仲間たち」は映画「ラビリンス・魔王の迷宮」などの美術監督らが手掛けた創作に近い本ですが、実在の伝説や昔話などの研究に基づいた世界観は重厚です。

あとは「OO神話辞典」と検索すれば中公文庫や岩波書店の本がヒットするでしょう。
モンスターの幅広い資料ならちょっと「大きなお友達」向けの古い文庫本ですが、富士見ファンタジーファイル「モンスターコレクション」（天野喜孝の表紙）はテーブルトークRPG用の資料集で、出典や流布した背景の解説など読み物としても面白いです。
（上中下巻の「改訂版」は読み物成分を補強したのか物語を通して解説を挟む形式になったので好みが分かれるかもしれません）
このシリーズはいくつか電子書籍にもなっているようですが、残念ながらモンスターコレクションは復刻されていないようなので探すなら古本になります。
ちなみにKindle版になっている本なら「トラップコレクション」（と用誤辞典）がおススメです。