FGO終局ネタバレ注意！ ゲームFate/Grand Order （FGO）のソロモンは、貧困とか

まず助けなかったのは、それが人類の為に最善ではなかったからです。
確かに全能に近い彼の魔術を以てすれば、あらゆる食料を生み出し、あらゆる病をも癒す事が出来たでしょう。
しかしそれは人を神の力にのみよって生きる家畜にするも同然の行為です。人はただソロモンの力に縋り、自力で何とかする事を止めてしまう。だから彼はあくまで人に出来る範囲で国を治める事にしたのです。

そして、それが「出来てしまった」理由は、言ってしまえば王という機械になってしまっていたから。
千里眼で未来を見て、身体はそれに自動で最適な形で応える。全能の力は彼の内面をとことんまで非人間的なものに変えていました。
だからこそ、聖杯戦争で勝った際には、自身を非人間にする全能をなくして人間として感情的に生きたいと願ったのです。