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FGO6章でクーフーリンやメイヴのそっくりな妖精が出てきましたけど、アーサー王伝説の元であっただろ

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FGO6章でクーフーリンやメイヴのそっくりな妖精が出てきましたけど、アーサー王伝説の元であっただろうケルト神話が関係しているからですかね?あとなんで今回北欧も関わっていたのでしょうか。

  1. 匿名 より:

    ① 女王メイヴ/女王マヴ/ノクナレア

    まず、女王メイヴ周りを解説していきます。女王メイヴは『ケルト神話』に登場するコナハト(コノート)の女王です。『ケルト神話』は、ブリテン島全域で語り継がれていた(ただし地域によって詳細は異なる)『アイルランド神話』と、吟遊詩人たちによって語り継がれていた『ウェールズ神話』の総称であり、これらをもとに作られたのが『アーサー王伝説』です。

    ちなみに『アイルランド神話』は幾つかの章に分かれており、クー・フーリンが登場するのが「アルスター・サイクル」、フィン・マックールやディルムッド・オディナなどが登場するのは「フィニアン・サイクル」と呼ばれています。

    女王メイヴは、古くは地母神に由来を持つとされており、後世では『夜を司る妖精女王マブ』として描かれるようになりました。死後は『ノクナレアの丘』に埋葬され、その墓所は現在もアイルランドのコノート地方、スライゴ―に残っています(敵の方を睨み、仁王立ちしたまま埋まっているとされています)。女王マブの名は、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」にも登場します。

    —————–

    ② クー・フーリン/オーディン

    クー・フーリンもまた、女王メイヴと同じく『アイルランド神話』の「アルスター・サイクル」に登場する英雄です。彼の父は『光明神ルー』とされており、ルーの武器は「投げると必ず相手に当たる」『ブリューナク』という投擲武器でした(武器の種類については記録が無く、石か槍ではないか?と言われています)。これらが、同じく「投げると必ず相手に当たる」『グングニル』を持つ北欧神話の『オーディン』に似ていることから、しばしば同一視されるのです。

    また、オーディンはルーン魔術にも秀でた神(というか、むしろ一度死ぬことと引き換えにルーン魔術を深淵から持ち帰った、ルーン魔術の祖)でしたが、クー・フーリンもルーン魔術を得意としており、「一度繰り出すと相手を必ず殺す槍技」である「ゲイ・ボルグ」など、こちらも幾つか共通点があります。

    こうした縁から、オーディンは神霊であるが故に現界出来ない代わりに、自身に似た性質を持つクー・フーリンを依代として、カルデア側に協力してるのでしょう。

    ちなみに、影の国の女王スカサハとクー・フーリンは言わずもがな、師弟関係にありますが…。スカサハ(正しくはスカアハ)の名は「影」を意味するとされており、北欧神話のスカディもまた、その名は「影」を意味するとされています(影の国が「ダン・スカー」と呼ばれていることを考えると「スカ」という音が「影」を表わしているのかも知れません)。

    また、『北欧神話』は別名『スカンディナヴィア神話』と言いますが(スカンディナヴィア半島のスカンディナヴィアです)、この語源がスカディだと言われています。

    以上のように、『ケルト神話』と『北欧神話』には、薄っすらとした縁がたくさんあるのです。

  2. 匿名 より:

    詳しくありがとうございました!

  3. 匿名 より:

    メイヴに関してはそういうことになりますが、クーフーリンはもっと重要な理由で絡んでいるので本編よんでみましょう。



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