戦国BASARAの設定で 戦国BASARAの設定(キャラ等の)で あなたが一番酷いと思うのは何…

キャラ設定の酷さで言うならば
歴史人物と完全に別物にされた長曾我部元親を頂点にして、
大谷、黒田、秀吉、北条氏政・・・の順でムカつくのですが、

ここであえてキャラクター設定以外で
一番腹立たしい設定を挙げるなら
「メニュー画面の全国勢力図」に代表される地理設定の酷さ、ですね。
とにかく適当過ぎます。

●そもそも”甲斐の虎”が甲斐国にいません。
●北条の居城・小田原城はどうやら千葉県にあるらしい。
●家康の領地はなぜか長野の山奥。で、三河国は織田家の物。
●三重県と明智になんの関係が?
●「関ヶ原の戦い」以前なのに岡山城主の小早川秀秋。
●どの時代でもありえない、都合良過ぎな解釈の伊達の支配圏。

しかもこれは1タイトルだけじゃなく、BASARAシリーズ通して、ずっとこの状態。
最新作のBASARA3でも北条は千葉の大名です。
「嘘も百回言えば真実となる」とか思っているのでしょうか。
こんな全国マップをプレイの都度に見せられながら
若い子達が「BASARAで歴史に興味を持って」いくのかと思うとゾッとします。

このゲームの地理についてのいい加減さは勢力図だけに限らず、
厳島ステージでなぜか石見銀がとれたり、
鳥取砂丘が有名だからって
出雲=島根を本拠にする大名を「砂使い」にしたりと、やりたい放題です。
鳥取県と島根県の区別もつかんのかバカ。とか正直思いますね。

あとついでに蛇足ながらもう一つ。

これはアニメ版(第一期)での「一番酷い」と思った描写ですが、
あのアニメの武田の躑躅ヶ崎館って
建物の周りがほぼ全部、枯山水庭園(いわゆる石庭)なのです。
なんで戦国大名の居城に石庭が?ってのはさておき、
庭とは言っても枯山水庭園は敷地の外から鑑賞するもので、いわば絵画同然。
中を歩いちゃダメだってことは教養ある大人ならば常識のことです。

ところがヤツら(幸村とか片倉とか)、あの庭を平然と土足でズカズカ歩くんですよ。

しかも一回だけじゃなく、シリーズ全編にわたって踏み歩きます。
制作スタッフ達は日本文化をなんだと思っているんでしょうか？
わざわざ枯山水庭園を舞台に設定するなら、
まず枯山水についての基礎知識を持たなきゃダメでしょ？
歴史がどうの言うよりもまず「日本人がつくる、日本を舞台とした作品」としてあまりに拙くて酷い描写だと感じました。
BASARAファンの人は何人、この事に気づいてるのかなぁ。

BASARAのキャラは史実の名前を使わないでくれと言いたいキャラが多いのですがひどいと思うのが・・・

・三成
史実の石田三成は評価の分かれる人だとは言え、史実無視の復讐しか眼中にない、「死ね」とか「斬滅してやる」とか電波な発言をする、スタッフ曰く「堕天使」とか電波の塊。

・お市
史実では信長に「男だったら立派な武将になってたかも」と評されてたほど男勝りだったそうですが、根暗だわ、頭ふらふらさせたり井戸から這い上がる貞子みたいで気持ち悪い。そのためBASARAお市は「貞子」って渾名をつけてます。

・元親
「四国＝海」という短絡的な発想のため海賊の親分にされてる上に、史実ではヤンキーじゃないのにヤンキーにされてるところが気に入らない。（史実でヤンキーだったのは同い年の前田利家の方だった）他にもでっち上げなキャラ付けされてるし。後発の某戦国ゲームの元親の方が史実を少々踏襲してるからなぁ・・・

・大谷
義の人で有名だったのに「自分だけ不幸なのは許せない。みんな不幸になっちゃえ！」的な考えの悪党にされたから。

・如水
史実では「切れ者」で知られた人物なのに囚人ルックにかませ犬な役ってのが・・・

大谷吉継です・・・
ひどいですね。かなり設定が