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ジャイアン好きエピソード7選!「おまえのものはおれのもの」

ドラえもん

「おまえのものはおれのもの」はのび太を助けたときのセリフ!?

「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」
暴力的で利己的で、独占主義なジャイアンらしさの象徴として誰もが知っているこのセリフ。
もう1年前になりますが、テレビアニメ版ドラえもん「のび太のハチャメチャ入学式」において、小学校に入学したのび太がトラックの荷台にランドセルを落としてしまい、それをジャイアンが必死に追いかけ、泥だらけになりながら奪還。そこで発したセリフがこの名言の誕生した瞬間だった、というエピソードが描かれました。利己的どころか友愛精神にあふれるストーリーで、3・11の直後で「絆」が叫ばれた時期だったこともあって、友を思いやるジャイアンの優しさが大きな反響を呼びました。
でも、これってあくまでもアニメだけのストーリーで原作の漫画版にそんなエピソードは存在しません。もちろん、アニメで描かれたんだから「このセリフが生まれたキッカケは~」と披露しちゃうのも間違いではないですが、漫画とアニメの違いを押さえておくとより“通”っぽいです。

こんなストーリーが生まれるのも、ジャイアンがいかに愛されるキャラクターか、ということの証左とも言えます。

「ハッピーバースデイ・ジャイアン」

(てんとう虫コミックス23巻収録)
まさに、ジャイアンの誕生日にまつわるエピソードがコレ。昨日のジャイアン誕生日会でも登場したバースデーケーキのモデルとなるケーキも描かれています。でも、誕生日にもかかわらずこのエピソードで味わえるのは珍しく弱気なジャイアンの姿です。誰も心から祝ってくれないのび太やスネ夫、しずかちゃんらまわりの人間を振り向かせるにはどうすればいいのかをドラえもんに相談するジャイアン。いつも威張っていて傍若無人なようで、でも実は誰よりも寂しがり屋なのが、ジャイアンなんだよなぁ。

「ジャイアンシチュー」

(てんとう虫コミックス13巻収録)
今回のフェアの目玉商品とも言える「ジャイアンシチュー」が初登場するのがこのエピソード(※41巻「恐怖のディナーショー」にも登場します)。たくあんやジャム、そしてセミの抜け殻が入っていたりと詳しいレシピが紹介されているのですが、もちろん、とても食べられたものではありません。物語の中では「味のもとのもと」という、ふりかければなんでも美味しくなる秘密道具を使って切り抜けるのですが、ミュージアムで食べることができるジャイアンシチューにもこの「味のもとのもと」がふりかけてあるそうなので、ちゃんと美味しくいただけますよ。
また、このエピソードにはもうひとつ注目したい点があります。それが「どう? うまいかおいしいか、どっちだ?」という、これまたジャイアンらしい名言です(そして、これに切り返すスネ夫のセリフ「……すごい!」も、お手本にしたい明返答です)。様々な藤子・F・不ニ雄グッズが買えるお土産ショップ内では、この「どう? うまいかおいしいか、どっちだ?」がプリントされたお皿も好評発売中。好き嫌いの多いお子さんへのプレゼントにいかがでしょうか?

「きこりの泉」

(てんとう虫コミックス36巻収録)
ミュージアム内の人気スポットであり、昨日ジャイアン誕生日会が行われた「きこりの泉」が登場するのがこのエピソード。イソップ寓話「金の斧」をモチーフにしたこのお話では、秘密道具として、正直者であれば上位互換されたものと交換することができる不思議な泉が登場します。のび太やしずかちゃんはちゃんと自分の欲しいものと交換するのですが、ジャイアンはうっかり自分を落としてしまい、美男子ジャイアンが登場するのです。

女神「(落としたのは)これですか?」
のび太&ドラえもん「いえ、もっときたないの。」
という流れは、何度読んでも笑えること請け合いです。

「横取りジャイアンをこらしめよう」

(てんとう虫コミックス33巻収録)
基本的にはのび太が主役の回なのですが、冒頭でも紹介した「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」がコミックスで初登場するのがこのエピソードです。
ちなみに、この「おまえの~」という名言、元々はイギリスのことわざで、シェイクスピアの『尺には尺を』という作品で使われたセリフが出典という説もあるのですが、ミュージアムの方にお聞きしたら「先生ならシェイクスピアも押さえていそうなんですが、真相はわからないんです」という回答でした。でも、秘密があるほうがドラえもんっぽくっていいよね!

「ジャイアンの心の友」

(てんとう虫コミックス11巻収録)
ジャイアンのもうひとつの名セリフ「心の友よ」が登場するのがこの回。ジャイアンには仕返しをするのがいいのか、逆に親切で返すのがいいのか、という命題に挑むエピソードでもあります。
ちなみに、ジャイアンの歌声を擬音にすると「ホゲー」になるのがジャイアン豆知識なのですが、このエピソードではその「ホゲー」っぷりが満載です。

「キャンディなめて歌手になろう」(てんとう虫コミックス8巻収録)
漫画史上における音痴として名高いジャイアンの歌声。彼のノドがどれほどの破壊力を持っているのかがよくわかるエピソードです。歌がうまくなるキャンディの力を借りてジャイアンがTVのオーディション番組に出演するのですが、結局クスリの効果が切れてしまい、あの歌声が全国に生中継。その電波を受信した全国のお茶の間のテレビが壊れるという恐ろしい力を発揮します。もはや兵器です。

ちなみに、ジャイアンの歌対策のためにキャンディをなめさせる、というエピソードは他にも出てきます。既存のジャイアングッズとしては「ファーストチョコレートアルバム」というチョコ菓子が大人気とのことですが、キャンディ系の商品はまだ扱っていないようですので、商品化いかがでしょうか?

「ドラえもんに休日を」

(てんとう虫コミックス35巻収録)
ジャイアンファンならずとも、ドラえもんファンであればまず上がる名作中の名作がコレ。平日も休日も、昼も夜も一日中のび太の世話に追われて忙しいドラえもんにたまには休んでもらおうと、のび太はドラえもんに休日をプレゼント。バカンスに出るドラえもんは「何かあったらこれで呼んでね」とブザーを渡します。「なにが起きようとぼく自身の力で切り抜けてみせる」と語るのび太に「のび太のくせになまいきな」という、これまたおなじみの名言を吐き、なんとかブザーを鳴らさせようと様々ないたずらをしかけるジャイアン。でも、別な街のガキ大将に捕まったのび太を見たジャイアンは思わず……という、映画版のカッコイイ、男らしいジャイアンが好きな方なら絶対に押さえておきたいお話です。

まとめ

これら7つのエピソードは、ジャイアンエピソードだけをまとめた文庫本『ドラえもん<ジャイアン編>』なら4編まとめて読むことも可能です。でも、今回てんとう虫コミックス版を紹介したのは、ジャイアンのエピソードに触れつつ、もう一度『ドラえもん』を読み返して欲しいから。例えば、「横取りジャイアンをこらしめよう」が掲載された33巻には、後に映画「ドラえもん のび太と雲の王国」にもつながる「さらばキー坊」が収録されていたりと、無作為にどれかの巻だけを読んでも、懐かしいエピソードや名作に出会うことができるハズなのです。



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