「失礼、噛みました。」『違う・・・わざとだ』八九寺と阿良々木さんの一連の流れをまとめてみました。
そういえば、阿良々々木さんは—」
『々が一個多いぞ!?』
「失礼、噛みました」
出典化物語(上)
「どうかされましたか、阿良良々木さん」
『今度は良が増えてるからな』
「失礼、噛みました」
『違う、わざとだ・・・』
「噛みまみた」
『わざとじゃない!?』
出典化物語(上)
「あ・・・・・・ありゃりゃ木さん」
『阿良々木だ』
「失礼。噛みました」
出典化物語(上)
『・・・っていうか、人の名前をうっかり八兵衛みたいに言うんじゃない・・・』
「可愛らしいと思いますが」
『すげえヘタレな奴みたいだ』
「んー。まあ、存外、お似合いではないかと」
「良々々木さん」
『・・・さっきのに較べれば限りなく政界に漸近した感じではあるが、しかし八九寺、僕の名前をミュージカルみたいに歌い上げるな。僕の名前は阿良々木だ』
「失礼。噛みました」
出典化物語(上)
『違う、わざとだ・・・』
「噛みまみた」
『わざとじゃない!?』
「垣間見た」
『僕の才能の一端をか!?』
「むらら木さんじゃないですか」
『他人のことを欲求不満みたいな名前で呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ』
「失礼。噛みました」
出典化物語(下)
「阿良々木・・・読子さんじゃないですか」
『概ねその通りであって非常に惜しい感じなんだが、しかし八九寺、人を神保町に本で詰まったビルを所有している大英帝国図書館特殊工作部勤務の紙使いのおねーさんみたいな名前で呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ』
出典偽物語(上)
「なるほど、修羅々木さん」
『ものすげー格好いいからむしろそっちの名前に改名したいくらいだが、しかし八九寺、何度も何度も繰り返して言うように、僕の名前は阿良々木だ』
「失礼。噛みました」
出典偽物語(上)
『違う、わざとだ・・・』
「噛みまみた」
『わざとじゃない!?』
「ファミマ見た?」
『そんな気軽にコンビニの場所を確認されても!』
「あのですね、クララ木さん」
『一字違いで大違いということを示す意味では中々の好例ではあるが、しかし八九寺、僕をアルプスの少女に応援されて立ち上がりそうな車椅子の令嬢のように呼ぶな。クララ木さんは立たねえよ。僕の名前は阿良々木だ』
「失礼。噛みました」
出典偽物語(上)
『違う、わざとだ・・・』
「噛みまみた」
『わざとじゃない!?』
「鍵マニア」
『またびっくりするくらい違うとこに着地したな!』
「あのう—-木々良々さん」
『もうほとんど原型が残っていないから果たしてそれが僕の名前の言い間違えなのかも定かじゃあねえが、しかし八九寺、僕の名前をファンシーグッツのリトルツインシスターズみたいに言い間違えるな。覚えてくれるまで何度でも繰り返すけど、僕の名前は阿良々木だ』
「失礼。噛みました」
出典偽物語(下)
『違う、わざとだ』
「はにかみました。えへへっ!」
『可愛すぎる!』
「しかし伽羅蕗さん」
『いや、八九寺。僕の名前を蕗の茎を醤油で煮詰めた、ちょっとした通好みの食材っぽくいい間違えるな。僕の名前は阿良々木だ』
「失礼。はにかみました。えへへっ!」
『一個飛ばした!』
出典偽物語(下
「ドアラ木さん」
『やっぱお前僕の名前を噛みたいだけじゃんという突っ込みをぐっとこらえて言わせてもらうけれど、中日ドラゴンズのマスコットキャラクター風に僕の名前を言い間違えるのはやめてもらおうか八九寺!僕の名前は阿良々木だ!』
「噛んでませんよ。あなたはドアラ木さんです!」
『断言したっ!』
出典偽物語(下
「ところで、パラレ木さん」
『今の流れで、そんな噛み方をするな!僕が偽者みたいじゃねーか!噛みかたにおいて手を抜くな!僕の名前は阿良々木だ!』
「失礼。噛みました」
出典傾物語
『違う、わざとだ・・・』
「噛みまみた」
『わざとじゃない!?』
「かみま」
『略した!?噛みました、まあ、の略!?ミスに対する誠意ってものがまったく感じられねえ!お前は声優にはなれないな!」