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「物欲がない」に隠された心の闇 危険かも。

人生の悩み

「欲しい物がない」、「買い物に出かけても、結局何も買わずに帰ってくる」、「歳を重ねるにつれ、物欲がなくなってきた」という話をよく耳にします。物欲がないこと=悪いこと、ではありませんが、そこには自分でも気づいていない問題が潜んでいる可能性があります。

■「欲しい物がない」という状態

断捨離(だんしゃり)ブームの影響?…ではなさそうです。

現在30になりましたがほんっと物欲がないんです。 お金はかからないのでいいのですが、何かとてもつまらないです。

最近の若者は「○○離れ」が進んでいる、物欲が薄らいでいる、なんていうことをよく耳にします。(中略)ただし、そこに「諦め」や「妥協」が含まれていることもあるのではないでしょうか?

欲しいものがない事は、善悪で判断するなら、悪い事だとは言えません。とは言え、人間は物欲があって初めて積極的に動こうとします。物欲がないことは、イコール能動的に動く為の理由を失っている状態と言えます。

物欲に振り回されてしまうのも問題だけど、「全く欲しいものがない」という状態も、なんだか味気ない。欲しい物があるからこそ、それを手に入れるために頑張ることができるのも確かです。

「あれが欲しい」「こんなふうになりたい」といった願望や欲求というのは、人をイキイキとさせ、それを手に入れるために自分を前に進める原動力となります。

既に充分満たされていると感じている場合や、モノではない“別の何か”に興味がある、ということであれば、全く問題はありません。でも、もしも「欲しいものがない」という気持ちが、諦めや自分への無価値感から来ているのだとしたら…?

■「どうせ手に入らない」と諦めているなら危険信号

本当は欲しいものがあるのに、「どうせ手に入らない」「ガッカリしたくない」という理由から、無意識のうちに“欲しくない”ことにしてしまっている可能性があります。

物欲がないなんてのはウソだ。 どうせ手に入らないから欲しくないことにして自分を騙してるだけだ。

物欲がない人間は、言ってみれば諦めた人間なのです。求めても手に入らない事ばかりでは、誰も何も望まなくなります。

欲しいものが手に入らなくて傷つかないようにするのに一番効果的なのが、欲しいものを作らないようにすることなのです。

そうして、意識的、無意識的にかかわらず、願望や欲求を持たないようになっていきます。

■「面倒くさい」…気力がなく、疲れ切っている

疲れていて「買い物に出かけたくない」「店員と話すのが面倒くさい」「選ぶ気力がない」という可能性も。

最近、それは「たくさんの選択肢の中から決定する」「店員さんに詳しい話を訊く」などを面倒くさがっているだけじゃないか、と思うようになってきました。

家財道具も、買い換えるとなると入れ替えや部屋の模様替えや古い家具の処分など、やらなければならないことがたくさんあります。そういうことを面倒くさがっている言い訳が「物欲がない」なんじゃないか、と。

■自分を無価値だと感じている、罪悪感がある場合も

自分に価値を感じられないと、素敵な物を見つけても「欲しい」と思うことができず、「自分なんかにはもったいない」という思考になるのだそうです。

「自分に願望や欲求を持つ資格などない」と感じている時にも、同様に自分に願望や欲求を持つことを自分に許せなくなります。

罪悪感タイプの人の全員ではないと思いますが、ほぼだいたいの罪悪感タイプの人は、「ブランド物を持つ」ことに興味が持てません。私には「安いので充分…」という感覚になります。

他には、「やるべきことをやっていない罪悪感」がある時、「やるべきことをやっていない」というのが心の片隅にひっかかって、願望や欲求を満たしていっても、それをうけとれなかったり、楽しめなかったりします。

■「物欲を持つこと」を自分に許してみませんか

「物欲がない」こと自体は問題ではありませんが、その理由が、上述してきたような「諦め」「無気力」「罪悪感」であるとしたら、自分の心を見つめ直してみる必要があるかもしれません。

もし、そういった無価値感や罪悪感が自分に願望や欲求を持つことを禁止してしまっている部分があるならば、その無価値感や罪悪感に向き合う必要があります。

適度な物欲は、人を成長させる可能性を秘めています。

時に悪いもののように言われる「物欲」ですが、この一番わかりやすい欲求は行動の原動力となり得るのです。

物欲を過度に抑える必要はないのです。物欲を抑えすぎてしまうとそれが癖になり、欲しいものを手に入れるためにがんばろうとするやる気が失われてしまいます。

子どものように、自由に、欲しがってみる。

欲しい物を諦めてしまう癖をつけるのはいけません。確かに我慢しなくてはいけないときも存在しますが、我慢ばかりの人生では楽しむことができません。自分で買おうと思う意欲が大切なのです。

「手に入らないから」と諦めるより、「どうやって手に入れるか」を考える方が楽しいし、行動の幅も広がるはず。自分が本当に欲しい物について考え、欲求を取り戻すことは大切なことです。



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