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花衣 夢衣のネタバレやあらすじ! 無料で試し読みならココ!

マンガ

今回は「津雲むつみ」先生の『花衣 夢衣』というマンガを読んだので、ご紹介したいと思います。

※記事中にはネタバレを含みますので、お先に立ち読みをお勧めします!
ココなら無料で見れますよ。

あらすじ

戦後、貧しいながらも慎ましく明るく暮らす双子の真帆と澪。

米国人の一家に住み込みの家政婦として働く真帆が久しぶりに帰宅すると、日本画家である父の容態は悪化していた。

不安を覚える中、母の裁縫仕事を手伝っていた澪も紹介で働き口を見つける。

米国人相手に仏像などを売る店で働く澪だったが、言葉がわからずからかわれても笑顔でかわすだけだった。

その店に訪れていた米国人兵士に見初められた澪は店主にデートへ行くように言いつけられるがー。

ネタバレと感想

圧倒的な質量で描かれた女たちの人生、先が気になって貪り読んでしまいました。

表紙を見た時は、もっと古めかしいのかと思いましたが絵は安定していてとても読みやすかったです。

はじめは愛らしい双子の姉妹がこんな数奇な運命に巻き込まれて、不憫というか可哀想というか、はじめのエピソードが女性としては辛すぎるので胸が痛かったです。

周りが守るべき美しく尊い存在だった姉妹ですが、裏では不倫をしてでも仕事と夫の療養先が欲しかった母の姿がありました。

娘たちは母の気持ちを理解出来なかったかも知れませんが、ひとりで療養所になんて行きたくないと駄々をこねる夫に、私も下働きでもなんでもしてそばにいると言った母の強さが染みました。

だいたいこの家の父親は日本画家で芸術家なのか知らないけど、戦後で物もない時代に金満主義のやつらには絵を売りたくないとかもう書きたくないとかプライドばかり高くてバイタリティがなくて困る。

男の人の身勝手さに振り回されてしまうのは母も娘たちも同じで、そういう意味では男共の不甲斐なさなんかに腹を立ててしまう漫画でもありました。

しかし男の人だけが悪者に描かれているわけではなく、少しの秘密や罪をかかえた女たちの苦悩や葛藤もしっかり描かれています。

はじめはひどい目にあった真帆に同情して気持ちを重ねて読んでいくのですが、第2部になると澪からも目が離せなくなります。

かなり長いお話なのですが続きが気になってしまうので、時間がある時に一気に読むことをオススメします。

こんな人におすすめ♪

双子の姉妹、真帆(まほ)と澪(みお)を取り巻く数奇な運命とその半生を描いた大作。

誰もが少しの罪を犯し、誰もが悪くないのに運命に翻弄されていく、ドラマ化もされた読み応えのある1作です。

明るく健やかに美しく育った双子の姉妹が忌まわしい事件をきっかけにすれ違っていく、姉妹両方に共感し、誰を恨めばいいのか誰を愛せばいいのかとのめり込んでいくストーリー展開です。

どっぷり漫画の世界に浸りきって読みたい人にオススメです。



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