仕事を続けていると後輩社員の面倒を見る機会も増えてきますよね。始めは可愛かった後輩も中には徐々に自分に対して横柄な態度をとるようになってくる人たちも…。出来れば関わりあいたくないですが、仕事なのではそうも言ってられません。職場で後輩になめられないために気を付けておくこととは?
仕事にも慣れてくると後輩の面倒を見ることが増えてきますよね。
「ちょっと自分と合わないな」と思っても、それも仕事のうち。気をもみながらも仕事を教えていかなければなりません。
社会人になると、毎年少しずつ増えて行く後輩たち。
特に人の面倒を見ることが増えると、「後輩」の言動にはよく気をもみますよね。
間違ったコミュニケーションをする人には、近づかないのも手ですが、会社や学校などで、どうしても顔をあわせる必要がある人だと、そうもいきません。
特に大変なのが生意気な後輩たち
始めはうまくやってたはずなのに、いつの間にか生意気になってしまう後輩もいます。
もしかして、私のことなめてる?なんてことも…。
後輩になめられてしまうのはどうしてなんでしょうか?
なぜか先輩である自分に対して「この仕事やっておいてもらえますか?」「○○さんって仕事できるほうですよね」
仕事をしていると、部下や後輩のひどい言動に直面してうんざりしてしまう場面がありませんか?
ほんの些細なミスやくだらない内容で人をなめた発言をする人もいます。
後輩にナメられるのはなぜなんでしょう。
◆黙っていてもなめられないためには見た目の印象も大切
多くの人は他人を見た目で判断します。
身だしなみに対して無頓着だったりするとそこから付け入る隙を与えてしまうこともあるようです。
デスクの整理整頓も含めて身だしなみには注意するようにしましょう。
まずは、「黙っていてもナメられない先輩」になることが先決です。
多くの人は他人を見た目で判断します。見た目がダサい、清潔感がないなどはなめられる原因のひとつです。
心理学者アルバート・メラビアンが提唱した“メラビアンの法則”によると、聞き手は55%が見た目や態度などの“視覚情報”から影響を受けるとのこと。
机の引き出しが汚いと片付けられないだらしない人だと感じることもあります。
見た目を心がけると、自然と自信が沸いてきます。歩き方、話し方、人との接し方も自然と変わってくるでしょう。
◆いい人だけで終わらせない…怒らせると怖い存在になろう
優しく接してきたつもりが、それがあだになってしまう。
この人は基本的に優しいから何を言っても大丈夫などと思われてしまっているかもしれません。
我慢ばかりしていないで、肝心な時にはしっかり意見できるように。「この人は優しいんだけど怒らせるとヤバい…」といった感情を植え付けておきましょう。
“いい人”は周りからも好かれて居心地はいいだろうが、その反面、下からナメられやすくなる。
長所ではあるのですが、同時に怖くない・気が弱い・少々のことでは怒らなそうというイメージを意地の悪い人に与えてしまいます。
そうさせないためには、こちらの強さをはっきり見せなければなりません。
器の大きいところを感じさせるように、笑顔で何でも応じつつ、肝心なところで意見を言う。
「普段は優しいあなただけど、怒らせると怖い」というスタンスを持つということです
◆ビジネスマナーはしっかり身につけよう
始めは何もわからなかった後輩が徐々に仕事に慣れてきた時に目につくのがこれ。
先輩のくせにそんなことも出来ないの?と思われても仕方ありません…。
基本的なビジネスマナーを知らないと後輩だけでなく同僚からも、好意的には見られないかもしれません。
常識的なビジネスマナーを知らないと、他がどんなに優れていてもバカにされ見下されます。
敬語が使えない、名詞の渡し方も知らない、しわくちゃのスーツを着ている相手なら、あなたも一緒に仕事をしたいとは思わないはず。
ビジネスマナーが身についていない人は、後輩だけでなく同僚やクライアントから好印象を抱いてはもらえません。
その為にも基本的なビジネスマナーやルールを身につけておく事がとても重要になってきます。
もしあなたに自信のない部分があればすぐに改めるべきです。
◆相手のミスに対しては冷静かつ毅然と対処する
生意気な後輩が仕事でミスした時は冷静かつ毅然に対応しましょう。
ここで、いつものお返しとばかりにやってしまっては自分の器の小ささを露呈してしまうようなものです。
態度が生意気であっても、年が若ければ仕事人として未熟な部分もあり、思わぬミスを繰り返す後輩も多いでしょう。
しかしその時、今までのうっぷん晴らしとばかりに、頭ごなしに怒ってはいけません。
イライラを相手にぶつけてしまうような解決法は、あなたの評価を下げるだけです。
仕事を教えるときは、理論的に話す。媚びず、威嚇せず、堂々と相手と接する。
冷静にかつ毅然として、問題になっている事柄とそれに対応する方法を淡々と伝えるのです。
時間が長くなれば、相手は反省の気持ちがなくなります。ねちねち怒らず、短く簡潔に怒ることが大事。
そして、悪かったことに対してはしっかりと責任を取らせ、今後どうしていくべきかを「一緒に考える」という空気を作った叱り方をしましょう。
◆なめた態度をとられたら我慢しなくてもOK
生意気な態度をとられて、黙っているのは自分にとっても相手にとっても良いことではありません。
迷惑だと感じたら反論するようにしましょう。
相手が生意気になったと感じるのであれば、これが出来ていなかったのかもしれません。
生意気な態度で傷つけられたときは黙って我慢してしまいがちですが、そのままにしておいては、後輩にとっても自分にとっても良いことはありません。
迷惑だなぁと感じたら、きっちり反論しましょう。
我慢すればするほど、イライラが態度ににじみ出てしまい、あなたの方が嫌な先輩になってしまいかねません。
強い口調で相手の目を見て、一切笑わず真剣に伝えれば、自分の言葉が間違っていたと、気づいてくれるでしょう。
間違いを是正するのは、先輩として指導することであり、何も問題はありません。
残念な部下や後輩に悩んでも、愛のムチを振る(?)みなさんに、エールをおくります